漢字読み講座

【今日の難読漢字】「咎める」「露呈」「榠樝」「与力」「凹凸」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「咎める」

「露呈」

「榠樝」

「与力」

「凹凸」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「咎める」です!

「咎める」の読み方をご存じでしょうか?

「罪咎」と書いて「ざいきゅう」と読むことができますが、「きゅうめる」と読むのはもちろん間違いです。

「罪咎」も十分難読ですが…

さて、それでは「咎める」は何とよむのか、あなたにはわかりますか?

「咎める」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇る」の4文字
  2. 不正やあやまちを責めること
  3. 警官に万引きを咎められた

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「咎める」の読み方!正解は!?

正解は「とがめる」です!

意味はヒントで紹介たように「不正やあやまちを責めること」

「悪いことはしていないのに咎められる理由がわからない」などと使います。

また、単に他人に責められる場合だけではなく、自分の行為を自分で責める場合にも使うことができるでしょう。

例えば「彼にお金を支払わせるのは気が咎める」「嘘をついてまで押し通すのは良心が咎める」のような使い方です。

類語としては「責める」「なじる」「追及する」「詰問する」などがあります。

2つ目の漢字は「露呈」です!

露呈」と書いて、なんと読むか分かりますか?

漢字で書くとピンと来ないかもしれませんが、絶対に聞いたことのある言葉です。

隠しておきたかった事なのに・・・表に出てしまった時に使われます。

さて「露呈」と書いてなんと読むでしょうか?

「露呈」読み方のヒントは?

「露呈」とは、隠れていた事柄が表面に現れ出ることです。

これまでの矛盾が表に出てしてしまえば、「矛盾が露呈する」といいます。

会社の汚職が露呈してしまえば、暫くは風当たりも強いでしょう。

また、自分でさらけ出してしまうことも「露呈」です。

隠していた本音を露呈することで、楽に生きられるなら自分をさらけ出した方がいいでしょう。

小食に見せたくて我慢しているよりは、好きなだけ食べた方が笑顔になれますよね。

同じような言葉に「露見」がありますが、こちらは悪事や陰謀などがばれるといったニュアンスで使います。

「露呈」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「露呈」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ろてい」

です!

 

「露見」は(ろけん)です。

隠し事がひとつもないと言う人は、あまり居ないのではないでしょうか?

露呈しないように気を付けましょう。

3つ目の漢字は「榠樝」です!

「榠樝」の読み方をご存じでしょうか?

メイサとも読むことができますが、今回はそれ以外を正解とします。

とはいえ「メイサ」と読むのもかなり難読なのですが、正解は日常で耳にしたことがある読み方ですよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「榠樝」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. バラ科の落葉高木です
  3. この果実を使った「〇〇〇酒」は有名

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「榠樝」の読み方!正解は!?

正解は「カリン」です!

また、冒頭でお話ししたように「メイサ」と読むこともでき、意味は同じ。

一般にはカタカナやひらがな表記、または「花梨(カリン)」と書く場合も多いようです。

カリンとはバラ科の落葉高木で、幹の高さは6~10mになります。

秋には10~15cmほどの黄色い果実が実りますが生で食べることはできず、カリン酒やジャム、ハチミツなどに利用されるのが一般的です。

カリンは喉荒れや咳止めにも効果的で、古くから薬としても使用されてきました。

4つ目の漢字は「与力」です!

「与力」って・・・「よりょく」でしょ?簡単!

「よりょくを残す」「よりょくがあったら助ける」などと使う言葉!

そう思ったあなたは・・・残念。

よく漢字を見てください。

「余力」ではなく「与力」なんです。

「余力」ではない「与力」、いったい何と読むのでしょうか?

「与力」の読み方のヒントは・・・?

それでは「与力」とは何かをヒントにします!

「与力」は、江戸時代の奉行所の代表的な職名のことなんです。

御家人たちがこの役職に就き、江戸の行政や司法、警察に当たっていました。

似た役職に「同心」がありましたが、与力は同心の上司という立場。

与力は騎乗が認められ、下手人を捕まえる際には与力が指揮を執り、同心が「御用だ、御用だ」と追い立てました。

そんな「与力」、何と読むか考えてみてください。

「与力」の読み方の答えは・・・

正解は、「よりき」でした!

与力は江戸時代の代表的な役職のことでした。

もしかしたら時代劇を見ていると、「与力」が登場するかもしれませんよ。

注目してみてみるのも面白いかもしれません。

「与力」と力が余っているという意味の「余力」、混同しないようにしてくださいね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

5つ目の漢字は「凹凸」です!

凹凸と書いて、なんと読むか分かりますか?

でこぼこは「凸凹」と書き、「凹凸」とは位置が逆になります!

しかし当然(ぼこでこ)ではありません。

パズルのようであり、記号みたいにも見えますが漢字です。

さて、「凹凸」と書いてなんと読むでしょうか?

「凹凸」読み方のヒントは?

凹凸とは、高低差・格差が確認されるような状態の事をいいます。

たとえば、アスファルトに覆われていない道。

「凹凸のある道で歩きにくい」なんて言ってると思います。

でこぼこ以外になんて言ってましたっけ・・・?

他にも、均等ではないことも「凹凸」といいます。

女性の体つきなどを表す時にも「凹凸がない」なんて言ったりしますね。

平坦なことが、いい時も悪い時もあるってことですかね・・・。

「凹凸」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

さて、もうわかりましたか?

「凹凸」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「おうとつ」

です!

 

漢字のビジュアルにふさわしい読み方だと思いませんか?

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
出典:コトバンク

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とにかく本が好きです!