本日の難読漢字クイズは3つ!
「赤楝蛇」「卉ん」「盂蘭盆会」。
あなたは全部読めますか?
目次
1個目の漢字はこれ!「赤楝蛇」
最初の問題は…
「赤楝蛇」です!
一体どんな蛇でしょうか?
「赤楝蛇」の読み方のヒントは?
1.「赤楝蛇」をひらがなにすると、5文字になります。
2.「赤楝蛇」は水田でよく見かけられ、主にカエルや魚を食べます。
3.『驚いて心付くと、赤楝蛇のあとを過ぎて、』泉鏡花「春昼後刻」より引用
正解は…
正解は「やまかがし」でした!
「赤楝蛇」は、爬虫網有鱗目ナミヘビ科ヤマカガシ属に分類される毒ヘビです。
咬まれると、血が止まらなくなったり脳内出血、急性腎不全になります。現在はマムシやハブ以上の猛毒を持っていることが知られていますが、1970年代まで毒ヘビと認識されていませんでした。
ただし、性質は臆病なので刺激しなければ襲ってくることは稀です。
「赤楝蛇」の呼び名の由来については諸説あります。
「かがし」は古語で蛇に関する言葉、それが「かがし」となり、転じて「山の大蛇」を意味するようになった。という説が有力です。
実際の体長は60cmから120cm程度ですが、毒に幻覚性があるため、昔の人たちは大蛇に見えたのかもしれません。
「赤楝蛇」の「楝」の音読みは「レン」、訓読みは「おうち」、漢検1級、13画の漢字。
この機会にぜひ「赤楝蛇」の漢字を覚えてくださいね!
2個目の漢字はこれ!「卉ん」
次の問題は…
「卉ん」という漢字です。
書きかけて途中でやめたような漢字ですね。
「卉ん」の読み方のヒントは?
1.「卉ん」をひらがなにすると、「〇〇ん」になります。
2.「卉ん」の類義語には、「旺盛」「エネルギッシュ」「勃勃たる」などがあります。
3.「空き地には、ぺんぺん草が卉んに生い茂っていた」のように使います。
正解は…
正解は「さかん」でした!
「卉ん」とは、勢いがよいさま、繁盛している様子、元気で気力などが充実していることを意味します。
一般的には「盛ん」と書きますね!
「卉」の音読みは「キ」「クツ」、訓読みは「くさ」「卉ん(さかん)」、漢検1級、5画の漢字です。
「卉」は、「屮」を3つ合わせ、かたまって生えた草を意味します。
「卉」を使った熟語
花卉園芸(かきえんげい):観賞することを目的として植物を栽培すること。
卉然(きぜん):さかんな様子。
卉衣(きい):草の繊維で織った衣服。卉裳(きしょう)ともいう。
花卉部(かきぶ):花や観葉植物を生産する農家の集まり。または学校などの園芸部。
機会があったらぜひ「卉ん」という漢字を使ってみてはいかがでしょうか?
例えば、「血気盛ん」は「血気卉ん」になりますね!
3個目の漢字はこれ!「盂蘭盆会」
「盂蘭盆会」を何と読みますか?
多くの人が知ってるものです!
覚えておけば、得をするかも…
「盂蘭盆会」の読み方のヒントは?
1.「盂蘭盆会」をひらがなにすると、5文字になります。
2.『盂蘭盆の 出わびて仰ぐ 雲や星』吉武月二郎
3.「来週は盂蘭盆会なので実家へ帰ります」のように使います。
正解は…
正解は「うらぼんえ」でした!
「盂蘭盆会」とは、太陽暦7月13日から16日の4日間に行う仏教の行事。
現在のグレゴリオ暦に改暦してからは、8月に行う地域が増えました。
お盆、盆供(ぼんく)、魂祭(たままつり)、歓喜会、精霊会(しょうりょうえ)などとも呼ばれます。
一般的には「お盆」といいますね。お墓参りをしたりお坊さんにお経をあげてもらったりして、ご先祖様を供養する行事です。
「盂蘭盆会」の語源は諸説あり、ひとつはサンスクリット語の「ウッランバナ」、もうひとつは古代イラン語の「ウルヴァン」です。
また、「盂蘭盆会」は、俳句で初秋の季語とされています。
「盂」の音読みは「ウ」、訓読みは「はち」「わん」、漢検1級、8画の漢字です。
ちなみに、「盂」にはご飯などを盛る器という意味もあります。
機会があったらぜひ、お盆と言う代わりに「盂蘭盆会」と言ってみましょう!