今回は「木偶の坊」「角力」「水松貝」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「木偶の坊」
「木偶の坊」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「木偶」だけでも同じ意味になりますが、「坊」とつけるだけで人間という意味になります。
あまり口には出して言いませんが「ただ居るだけの人」のことや「人数合わせ」の人の事を、心の中では「木偶の坊」だと思っているかも!?
さて、「木偶の坊」と書いてなんと読むでしょうか?
「木偶の坊」読み方のヒントは?
「木偶の坊」とは、ずばり役に立たない、気が利かない人の事です。
「木偶」が木彫りの人形、操り人形の事を指しているので「言われないと動かない」「立ってるだけで使えない」「ぼーっとそこに居るだけ」人の事を「木偶の坊」と言ったりします。
他にも「人の言いなりになっている人」も木偶の坊ですね。
何も考えずに人の言う事だけ聞いていると、木偶の坊と言われてしまいます。
気が付けばサッと動ける人でいれば、木偶の坊とは思われません。
「木偶の坊」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇のぼう」です。
さて、もうわかりましたか?
「木偶の坊」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「でくのぼう」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「角力」
「角力」って何て読むかわかりますか?
(すみりょく)ではありません!
(かくりょく)(かくりき)とも読みますが、もっと分かりやすい読み方があります!
実は、スポーツの名前です。
日本では非常に親しみのあるスポーツと言っても過言ではありません!
テレビでも放送されています。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「角力」の読み方のヒントは?
- ひらがなで3文字です。「〇〇〇」
- 日本の国技として親しまれています。
- まわしをつけた裸の2人が土俵の上で力比べをする競技です。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「角力」の読み方、正解は……
正解は……
「すもう」
です。
「相撲」とも書きます。
相撲界を「角界」と表現するのは、すもうを「角力」と書いていた名残です。
沖縄角力(おきなわすもう)ではこの「角力」という漢字を使います。
琉球王国時代から数百年続く、伝統文化です。
琉球角力は裸ではなく、柔道着を着て戦います。
土俵から出ても負けにはならず、相手の両肩が地に着いたら勝ちです。
また、立ち合いはなく四つに組んだ状態から始めます。
多少ルールは違いますが、相撲も沖縄角力も昔から皆に愛されてきた伝統あるスポーツです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「水松貝」
「水松貝」
これ、何と読むかわかりますか?
グルメな方にとっては、簡単に読むことができるこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「水松貝」読み方のヒント!
「水松貝」は、見ての通りとある貝の名前です!
甘味とコクのある味わいはとっても美味しく、高級な貝として知られています。
「みずまつがい」なんて読んでしまいそうですが、これは間違い。
正解は「〇〇がい」と短い読み方なんですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「水松貝」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「みるがい」
です!
「水松貝」は、
「二枚貝綱バカガイ科の1種」という意味の言葉です!
殻の大きさが15cmほどあり、
殻の外に「水管」と呼ばれる器官が飛び出しているのが特徴。
とても美味しいため市場価値が高く、高級な鮨店などでも提供されます。
生のままだと黒ずんだ色合いですが、少し湯通しすると身がピンク色に。
お寿司やお刺身のほか、バターソテーなども人気です。
ちなみに漢字の由来は、飛び出した水管に海藻が密生することがあり、
その様子が松葉が集まったように見えるからなのだとか。
高級なお店で読み間違えてしまっては赤っ恥をかきかねない「水松貝」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
出典:コトバンク