「怯じる」の読み方をご存じですか?
「怯」という漢字を使った「怯える」という言葉があるので「おびじる」と読むと間違いです。
いったい何と読むのでしょうか?
「怯じる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○じる」の3文字
- 訓読みです
- 「怖じる」と書くこともあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「怯じる」の読み方、正解は・・・
正解は
「おじる」
です!
「怯」という漢字は、「おびえる」「おそれる」「ひるむ」などという意味があり、「怯じる」も「こわがる」「びくびくする」などという意味を持つ言葉です。
古典に出てきそうな言い方ですが、古文だと「怯ぢる」という表記になります。
「怯じる」「怖じる」の違い
「おじる」で調べると「怖じる」の方が先に出てくることが多いです。また、意味を調べてもだいたい同じ意味として出てきます。
「怯じる」も「怖じる」も、こわがる対象がいる時に使わることが多いですが、「怯じる」の方がより「こわい」という感情が強いと言われています。そこまで厳密に使い分けている人は多くないかもしれませんが・・・
なお、大分県には「こわい」という意味の「おじい」という方言があり、これは「おじる」が形容詞になったものではないかと推測されているそうです。
あまりそういう場面には出くわしたくないですが、「怯じる」の読み方は是非覚えておいてくださいね。