今回は「外持」「雪催」「枕席」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「外持」
「外持」の読み方をご存じでしょうか?
「外(そと)」+「持(もち)」で「そともち」と読むのはもちろん間違いです。
また、音読みにして「そとじ」と読むのも間違いですよ。
「外」も「持」も小学校で習う超簡単な漢字なのに、熟語になると途端に難しくなりますね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「外持」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 「外持商」という言葉があります
- 「へそくり」のこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「外持」の読み方!正解は!?
正解は「ほまち」です!
これはさすがに、知らないと読めなかったかもしれません。
「外持(ほまち)」とは「秘密の収入や蓄え」のことで、つまり「へそくり」を意味します。
その由来は、船乗りが内緒で契約外の荷物を運んで収入を得ることを「帆待(ほまち)」と呼んでいたことにあります。
また、ヒントに出した「外持商」は「ほまちあきない」と読み、本業以外に収入を得るという意味です。
2問目はこの漢字!「雪催」
「雪催」の読み方をご存じでしょうか?
「雪(せつ)」と「開催(かいさい)」の「さい」で「せっさい」…
と読むのは残念ながら間違いですよ。
なんだか寒そうなイメージがしますよね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「雪催」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 「雪」は「ゆき」と読んでOK
- 「雪催の空」などと使われます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「雪催」の読み方!正解は!?
正解は「ゆきもよい」です!
「雪催い」と送り仮名を付けて書く場合もあります。
「雪催(ゆきもよい)」とは「今にも雪が降り出しそうな空模様」という意味。
1月後半から2月にかけては、雪催の空を見る日が増えてくる時期ですね。
雪催いの類語としては「雪模様(ゆきもよう)」や「雪気(ゆきげ)」があり、いずれも雪が降り出しそうな天候を表す言葉になります。
また、「雪催/雪催い」は俳句において冬の季語になっています。
最後はこの漢字!「枕席」
「枕席」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方はそのまま「まくらせき」と読んでしまうかもしれませんが、残念ながら間違いですよ。
「枕」という字の意外な読み方を知っている方なら簡単に読めるのですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「枕席」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「席」は「せき」と読んでOK
- 「枕席に侍る」という言葉があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「枕席」の読み方!正解は!?
正解は「ちんせき」です!
「枕席(ちんせき)」とは、寝床や寝室を意味する言葉。
「席」には「敷物」という意味もあるため、枕と敷物をセットで表しています。
また、ヒントで紹介した「枕席に侍る(はべる)」とは「女性が男性と同じ寝床で寝る」ことです。
「枕(ちん)」を使った熟語には他に「枕頭(ちんとう)」「開枕(かいちん)」「陶枕(とうちん)」などがあります。
この機会に覚えておいてくださいね。