今回のお題は「降り月」「長しえ」「氏地」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「降り月」
「降り月」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方は「ふりつき」と読んだかもしれませんが、残念ながら間違い。
ちなみに「おりつき」でもありませんよ。
お察しの通り鍵になるのは「降り」の読み方です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「降り月」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇り〇〇」の5文字
- 満月を過ぎて欠けていく月のこと
- 反対語は「上り月」です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「降り月」の読み方!正解は!?
正解は「くだりづき」です!
「降り月(くだりづき)」とは「陰暦の十八夜ごろから二十一、二夜ごろまでの、満月を過ぎてしだいに欠けていく月」のことをいいます。
逆に、新月から満月へしだいに満ちていく月のことは「上り月」と呼びますよ。
満ちていく月が「上り月」なら、欠けていく月は「下り月」で良いようなものですが、なぜか「降り月」と表現するのが日本語の摩訶不思議?
風情ある言葉として、ぜひ覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「長しえ」
「長しえ」の読み方をご存じでしょうか?
さらっと「ながしえ」と読んでしまった方、残念ながら間違いですよ。
正解は、「長」という字の一般的な読み方ではありませんが「長い」という言葉の意味に当てられた読み方になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「長しえ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇しえ」の4文字
- 「永久」と書いても同じ読み方ができます
- いつまでも続くこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「長しえ」の読み方!正解は!?
正解は「とこしえ」です!
「長しえ(とこしえ)」とは「いつまでも続くことや、そのさま」「永遠」などの意味を持つ言葉。
「長」という漢字は「成長」につながり、縁起の良い字であるとされています。
また、「永久」や「常しえ」と書いても、同じく「とこしえ」と読むことができ、意味も同じです。
「長しえ」の類義語としては「永続的」「永久」「永遠」「恒久的」「悠久」などが挙げられます。
最後はこの漢字!「氏地」
「氏地」の読み方をご存じでしょうか?
「〇〇氏」の「し」と「土地」の「ち」で「しち」ではありませんよ。
「氏」という字のもう一つの読み方を考えると、すぐに答えがわかるかも。
わかった人は、ぜひ意味も併せて考えてみてください。
「氏地」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 神社に関係のある言葉です
- 「地」は「ち」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「氏地」の読み方!正解は!?
正解は「うじち」です!
「氏地(うじち)」とは「氏神の鎮守(ちんじゅ)する土地」のこと。
つまり、神社に祭られている神様が守っている土地という意味です。
神社にはそれぞれの土地を守っている神様が祭られていて、その地域に住む人たちを「氏子」と呼びます。
かつての日本では一族が同じ土地に住み、その地域の神社の氏子となっていました。
しかし現代では核家族化が進んで同じ土地に住み続ける人も減少したため、氏神はそれぞれの居住地の鎮守の神という意味合いが強くなってきているといえるでしょう。