今回の難読漢字は「虚空」「二毛」「温気」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「虚空」
「虚空」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に「きょくう」と読んでも間違いではありませんが、ほとんどの場合もう一つの読み方で読まれています。
「きょくう」と読むのは間違いだと思っている人もいるので、この機会にもう一つの読み方も覚えておきましょう。
さて、あなたにはもう一つの読み方がわかりますか?
「虚空」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 「空」は「くう」と読んでOK
- 「虚空をつかむ」という表現があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「虚空」の読み方!正解は!?
正解は「こくう」です!
「虚空(こくう)」とは、「何もない空間」や「架空のこと」を意味する言葉です。
ただし「きょくう」と読んだ場合は「架空のこと」という意味に限定されるため注意しましょう。
「虚」という字は「虚言(きょげん)」や「虚無(きょむ)」「空虚(くうきょ)」のように「きょ」と読まれる例が多いため「虚空(きょくう)」と読んでしまいがちです。
しかし「虚無僧(こむそう)」「虚仮威し(こけおどし)」のように「こ」と読まれる場合もあります。
また、「虚空(こくう)」はそもそも仏教用語で「一切を包括し擁する、色もなく形もない本源的な真如の世界」といった意味を持ちます。
2問目はこの漢字!「二毛」
「二毛」の読み方をご存じでしょうか?
「二」と「毛」ですが、「にけ」や「にげ」と読むのはもちろん間違いですよ。
小学校低学年で習う漢字しか使っていなくても、読みにくい熟語って本当にたくさんあるものですね…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「二毛」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 年齢に関係のある言葉
- 二毛とは二度目に生えてくる髪
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「二毛」の読み方!正解は!?
正解は「じもう」です!
「二毛(じもう)」とは「白髪まじりの毛」や「白髪まじりの老人」を意味する言葉です。
黒い髪が最初に生えて、二度目に生えるのは正に白髪になりますからね。
といっても現代ではほどんど使われない言葉なので、正解できた方はごく少数でしょう。
この言葉を知っていた方は、日本の古語にかなり詳しい方に違いありません。
ちなみに白髪が生え始めるのは30代後半からで、35~39歳になると7割の人に白髪が生えているそうです。
老化は避けて通れない道ですが、ストレスの軽減は白髪の抑制にも有効なので、適度な運動や楽しみを毎日の生活に取り入れていくことが大切ですね。
最後はこの漢字!「温気」
「温気」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に「おんき」と読んでも間違いではありませんが、もっと一般的な読み方があるんです。
「おんき」と読む場合は、今回の正解の読み方とは少し意味が違ってしまいますよ…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「温気」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 「蒸し暑い」という意味
- 「温州みかん」は何と読むでしょう?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「温気」の読み方!正解は!?
正解は「うんき」です!
「温気(うんき)」とは「蒸し暑さ」を意味する言葉。
「温」という字は「温度(おんど)」や「温暖(おんだん)」といった言葉でお馴染みなのでつい「おんき」と読んでしまうため、注意が必要です。
「温気(おんき)」と読む場合には少し異なり「気候や空気の温かみ」といった意味になります。
ヒントで登場した温州みかんは「うんしゅうみかん」と読み、鹿児島が原産で種がなくてオレンジよりも淡泊な味わいが特徴です。
「温」を「うん」と読むのは「温気」と「温州ミカン」の二つくらいですが、覚えておくと「物知り!」と見直されそうですね。