「虚ろ」の読み方をご存じですか?
「虚」という漢字は「謙虚」「虚言」など音読みで使うことが多いですが、訓読みの場合はいったい何と読むのでしょうか?
「虚ろ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○つろ」の3文字
- 訓読みです
- 「空ろ」と書くこともあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「虚ろ」の読み方、正解は・・・
正解は
「うつろ」
です!
「虚」という漢字は「中身がない」「うそ」「邪心がない」「よわる」など様々な意味がありますが、ここでは「中身がない=中がから」転じて「生気がなくぼんやりとした様子」をあらわす言葉です。
「空」という漢字にも「中身がない」という意味があり、「空ろ」は「虚ろ」と同じ読み方、意味で使われることが多いです。
ちなみに「うつせみ」というセミの抜け殻をあらわす言葉も「虚蟬」「空蟬」どちらも使うことがあります。
「虚」「空」送り仮名がない場合は?
ちなみに「虚」「空」は送り仮名「ろ」が無い場合違う読み方をすることがあります。それは「うろ」です。こちらは「中が空洞になっているところ」という意味になります。木の空洞部分やほら穴のことをさす言葉になります。こちらには「虚ろ」「空ろ」のようなぼんやりとした様子をあらわす意味はないので注意してください。
送り仮名のあるなしで少し異なる「虚ろ」の読み方を是非覚えておいてくださいね。