今回は「隈なく」「旱魃」「鋒先」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「隈なく」
「隈なく」の読み方をご存じでしょうか?
「隈」という字は「すみ」と読むことができますが「すみなく」と読むのは残念ながら間違いです。
「界隈(かいわい)」などの「わい」とも読めるけど、「わいなく」では意味がわかりませんね…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「隈なく」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇なく」の4文字です
- 隅々まで余すところなく探すことを何という?
- 目の下が黒ずんでいるのは…?
以上の3つのヒントから考えてくださいね。
「隈なく」の読み方!正解は!?
正解は「くまなく」です!
「隈」という字には音読みだと「わい」、訓読みだと「くま」「すみ」という読み方があります。
「隈なく(くまなく)」とは「隅々まで行き届いて、余すところのないさま」のこと。
ちなみに、ヒントの3番目は疲れた時に出る目の下の「隈(くま)」ですね。
以下は「隈なく」を使用した例文になります。
- 鍵を失くして、家じゅうを隈なく探した
- 事故のないよう、機械を隈なく点検する
- 防犯カメラはビル内を隈なく映し出す
また、「隈なく」の類義語としては「漏らさず」「残さず」「余さず」などが挙げられます。
2問目はこの漢字!「旱魃」
「旱魃」の読み方をご存じでしょうか?
せっかちな方はサッと見て「そうき」と読んだかも知れません。
しかしよく見ると「旱」は「早(そう)」ではないですし、「魃」も「鬼(き)」とはちょっと違います。
日常で見聞きする言葉なのですが、この漢字は滅多に使わないためかなりの難読ですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「旱魃」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 何日も雨が降らないと、畑などが乾ききってしまいます
- 「干魃」と書くことも
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「旱魃」の読み方!正解は!?
正解は「かんばつ」です!
一般には「干ばつ」と表記する場合が多いため、読み難かったですね。
「旱魃(かんばつ)」とは「長期間雨が降らず、田畑などが乾ききること」をいいます。
「旱」と言う字は一見「早」に似ていますが、実は「干」の元になっている字で「日照り」を表し、「魃」は「日照りの神」という意味を持つとのこと。
また、「旱魃」の類義語には「干天」「日照り」「渇水」などがあります。
最後はこの漢字!「鋒先」
「鋒先」の読み方をご存じでしょうか?
あわてんぼうさんは、「鋒」を「蜂(はち)」と間違えて「はちさき」と読んでしまったかも!?
「鋒」は金へん、「蜂」は虫へんなので「はちさき」と読むことはできませんよ。
「鋒先」という言葉は普段の生活では滅多に使いませんが、聞いたことはある言葉だと思います。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鋒先」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 攻撃の方向のこと
- 「怒りの鋒先」などとよく言います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鋒先」の読み方!正解は!?
正解は「ほこさき」です!
一般には「矛先」という字が使われることが多いですね。
「鋒先(ほこさき)」には以下3つの意味があります。
- 武器のひとつである鋒(ほこ)の先端
- 鋭い言葉などによる攻撃そのもの
- 攻撃の方向
最も多く使われるのは「攻撃の方向」という意味でしょう。
以下は「鋒先」を使った例文です。
- 彼の怒りの鋒先が突然こちらに向けられた
- そろそろ鋒先をおさめても良い頃だろう
- 彼らは鉾先の方向を間違えていると思うよ
また、「鋒先」の類義語としては「刃先」「先端」「剣先」などが挙げられます。