今回のお題は「半首」「機」「喚く」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「半首」
「半首」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方はそのまま「はんくび」と読んでしまったかも知れませんが、もちろん間違いです。
日常生活では見たことも聞いたこともないのが普通かもしれません。
しかし、テレビや映画で見たことがある方は多いのではないでしょうか。
非常にレアな読み方をするので、かなりの難読だといえます。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「半首」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 平安・鎌倉時代に主に使われました
- 戦(いくさ)で使うものです
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「半首」の読み方!正解は!?
正解は「はつぶり」です。
「はつむり」や「はっぷり」と読む場合もありますよ。
また、「半頭」と表記することもあります。
「半首(はつむり)」とは、平安・鎌倉時代に主に使われた戦の際に顔面を防御するための鉄製の面具です。
大河ドラマ「平清盛」でも出演者が着用していたので、歴史ファンの方ならよく知っているかも知れません。
ワイルドで、顔が引き締まってぐっと強そうに見えるアイテムですよ。
2問目はこの漢字!「機」
「機」の読み方をご存じでしょうか?
この字には「き」をはじめ「はた」や「おり」など色々な読み方があるため、今回は4文字の読み方を正解とします。
ちょっと意外な読み方なので、わからない方も多いかも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「機」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「か〇〇〇」の4文字
- 「か〇〇〇人形」はゼンマイなどの仕掛けで動く人形です
- 「絡繰」と書くことも
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「機」の読み方!正解は!?
正解は「からくり」です!
ヒントの2番は「機(からくり)人形」のことで、糸やゼンマイ、水力などで動く人形をいいます。
「機(からくり)」には以下のような意味があります。
- 糸やゼンマイなどで操って動かすこと
- 仕掛け、仕組み、構造のこと
- 計略やたくらみを仕組むこと
また、「絡繰」「機関」「機巧」などの漢字を当てても「からくり」と読むことができますよ。
しかし、通常は「からくり」や「カラクリ」のようにひらがなかカタカナで書くことがほとんどです。
この機会に「からくり」の漢字表記をぜひ覚えておいてくださいね。
最後はこの漢字!「喚く」
「喚く」の読み方をご存じでしょうか?
「喚」は「喚起(かんき)」や「喚声(かんせい)」の「喚(かん)」ですが、「かんく」と読むのは残念ながら間違いです。
「かん」と読むのは音読みになります。
「喚」にはいくつかの訓読みも存在するので、今回は訓読みで答えてくださいね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「喚く」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇く」の3文字です
- これをやられると非常にうるさい
- 「泣き喚く」「喚き散らす」
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「喚く」の読み方!正解は!?
正解は「わめく」です!
古語では「おめく」と読むこともできます。
「喚く(わめく)」とは「大声を出して騒ぐこと」
「喚」という字は「呼ぶ、呼び寄せる」「叫ぶ、わめく」といった意味を持ちます。
また、字の左側は「口の象形」、右側は「産婦のまたに両手をあてた象形」からできた象形文字の一つです。
以下は「喚く」を使った例文になります。
- 道端で子供が転んで泣き喚く
- サッカーの試合が接戦になり、観客が喚く
- 飲み屋街で酔っ払いが喚いている