見慣れている漢字のはずなのに読めない……、そんな難読語はたくさんあります。
「濃やか」もそのひとつ。
「こ(い)」や「のう」のほかに、まだ読み方があるのです。
今日は「濃やか」の読みを考えていきましょう!
「濃やか」読み方のヒントは?
「濃やか」には「色の濃いさま」や「心がこもっていて情が厚いさま」などの意味が込められています。
「あの人は濃やかな心遣いを忘れない人だ」のように使います。
そのほか密度が濃いときなどにも使います。
小さな子の肌や、手入れの行き届いた美肌に対してや、あたり一面を隠すほど白い霧などを表現するときにも使えます。
読み自体は日常的に耳にすると思うので、聞いたら「あーなるほど!」となるでしょう。
「濃やか」の読み方、正解は……
「濃やか」の正解は……
「こまやか」です!
どうですか?
普段からよく聞く言葉ですよね。
同じく「こまやか」と読む漢字に「細やか」がありますね。
「細やか」にはどちらかというと、形状を表現するニュアンスがあります。
「作業が細やか」や「細やかな縫い目」などなど。
反対に「細やか」には、人情的な意味が含まれています。
ですので
「お母さんは私にこまやかな愛情を注いで育ててくれました」
のように使いたいときは「濃やか」が正解です!