今日の難読漢字は
「廬」
「時花」
「篠突く雨」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「廬」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/05/toi_kanji_493.jpg)
「廬」は、今回は訓読みで読んでみてください。
ヒントとしては昔から日本で見かける、とある建物のこと。
現在でも見かけますが、場所は限定されます。
読みはひらがな3文字なのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「廬」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「いおり」
です!
「廬」は、
「草木を結んだりして作った質素な小屋や小さな家」という意味の言葉です!
僧侶や世捨て人の仮住まいとして使われたり、
農地で使われる休憩小屋としても使われたりします。
現代でも見かけるとお伝えしましたが、特に日本庭園に建設されています。
上野にある東京国立博物館の庭園にもあり、
侘び寂びを感じさせる建物として人々の目を和ませていますよ。
また、ホテルや旅館の別棟の名前として「廬」とついていることも。
この場合は別棟かつ和の趣が楽しめる客室であることがほとんどです。
昔は世捨て人の住まいだったのが、高級旅館の特別室についているのは、
なんだか不思議ですよね。
このようにさまざまな場面で使われる「廬」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「時花」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/05/toi_kanji_494.jpg)
「時花」は、実はすんなり読めてしまう方がいるかも。
ただし「ときばな」などではありません。
また、何か特定の草花の名前を指すものでもありません。
さて、あなたは何と読みましたか?
「時花」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「じか」
です!
「時花」は、
「その時節の草花のこと」という意味の言葉です!
ちなみに「時華」と書くこともあるようです。
季節の花といえば春は桜、夏はあじさいやヒマワリなどを思い浮かべますよね。
日本には二十四節気という季節を表す言葉や、俳句で使われる季語など、
「その時期を象徴するような草花」が多く存在します。
これらを統括して「時花」と呼びますよ。
また、この意味が転じて「その時にもてはやされたもの」や「流行のもの」
という意味で使われることも。
こちらには一過性のものを振り返る意味合いが強く、
季節を過ぎれば散ってしまう花に例えられているのかも。
知っておくとおしゃれな言葉の一つ「時花」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「篠突く雨」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/05/toi_kanji_495.jpg)
「篠突く雨」は、読んで字の如く「雨」にまつわる言葉です。
「篠」とはとある植物のこと。
苗字などでも使われることのある漢字なので、
すんなり読める方が多いかも?
さて、あなたは何と読みましたか?
「篠突く雨」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「しのつくあめ」
です!
「篠突く雨」は、
「篠竹の竹林のように、強く細かく高密度で降る様子」「激しい雨」
という意味の言葉です!
スコールやゲリラ豪雨のような、あたり一面の景色が白むほど激しい雨のことを
「篠突く雨」と言います。
「篠」は竹の一種。
細くて群生することで知られています。
その群生の様子を、激しく降る雨に名付けるなんて風流ですよね。
ちなみに「篠」は「篠笛」などでも知られていて、
古来からさまざまな場面で使われる、馴染み深い植物です。
一般的な会話やテレビ・新聞などでも「篠突く雨になりそうです」などと
言われることがあるので、覚えておくべき用語と言えるでしょう!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2022/01/26482743_150_0.jpg)