今日の難読漢字は
「蓬」
「粽」
「褌」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「蓬」!
親しい人と会うことを「逢う」と書きますが、今回の漢字は「蓬」。
非常によく似ていますが、草かんむりがついているので、植物の名前でしょうか?
漢字一文字のため、なかなか予想がつきにくい言葉ではありますが、これを使った和菓子はとても美味しいので覚えておいても損はないはず!
さあ、「蓬」と書いて何と読むのでしょうか?
「蓬」の読み方のヒントはコレ!
「〇モ〇」、3文字の野草です。
これを使うものと言えば、お団子が定番です!
「蓬」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ヨモギ」です!
「蓬」と言えば、やっぱり「蓬のお団子」ですよね!
「蓬」を生地に練って、特有の良い香りとともに甘い餡子と相まって、とっても美味しい和菓子の一つです。
そんな「蓬」は多年草の野草ですが、その効用が凄まじいこと、みなさんは知っていますか?
「蓬」の葉は食用の他、なんと生葉は止血の効果があり、干した葉を茶のようにして飲むと、健胃、下痢、貧血など多くの薬効があるとされているんです。
さらに、葉には精油を含み、この精油が血液の循環を促して、発汗作用、解熱作用のほか、のどの痛み、腰痛、肩こりの痛みを和らげる効果も!
これらの多様な効果から、「蓬」には月経痛や生理不順にも効果があるとされ、「女性の健康の守護神」や「ハーブの女王」といった輝かしい別名もあるほどなんですよ!
す、すごすぎる・・・。
次の難読漢字は「粽」!
米へんに「宗」と書く「粽」。
普段、あまり見かけない漢字ですし、推測するにしてもせいぜい音読みの「そう」くらいでしょうか。
でも、米へんがついている漢字なので、お米を使った何かであることは間違いないようです。
ヒントを見ないと分からないこの難問、あなたは読めますか?
「粽」の読み方のヒントはコレ!
端午の節句ではお馴染みの食べ物で、「〇〇き」の3文字です。
笹の葉で包んだものが定番ですね。
「粽」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ちまき」です!
「粽」とは、日本の各地域によってその形や中身が異なりますが、イメージとしては、もち米のご飯や炊き込みご飯を笹の葉で三角形に包んだものが定番だと思います。
「粽」は、「柏餅」と並ぶ端午の節句の供物としても有名ですよね。
「粽」の日本での歴史としては、10世紀に書かれた「倭名類聚鈔」に、「和名知萬木」という項目で登場しており、「もち米を植物の葉で包み、これを灰汁で煮込む。」という製法が記載されています。
もともと、灰汁の持つ殺菌力や防腐性を利用した保存食でしたが、各地で改良や簡略化が進み、京都では餡を包んだりするものもあります。
これだけ各地で進化しているので、全国のいろんな「粽」を食す旅行も楽しいかもしれませんね!
最後の難読漢字は「褌」!
まず最初に言っておきます。
「褌」は「ザ・男」いや、「ザ・漢」と書いた方が良いでしょうwww。
「褌」の似合う男性って、ほんと素敵ですよね。何せ、これ一つでいろいろなものに立ち向かう、まさに自分自身が強くないと成り立たない、そんなものなんです。
話が少し脱線してしまいましたが、そんな「褌」、漢字一文字ですがあなたは読めますか??
「褌」の読み方のヒントはコレ!
主に男性が身に着ける、衣装です。
色は白が定番で、長ーいです。
「褌」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ふんどし」です!
「褌」とは、主に男性の陰部を覆い隠す帯状の布で、近年、お祭りなどの場では女性も身に着けていて、とてもカッコいいですよね。
「褌」の歴史は古く、そのシンプルな衣装?がゆえに男性が身に着ける定番のものとして、室町時代以前からありました。
江戸時代頃から、白の木綿を用いるようになりましたが、おしゃれな人や中流階級以上の男性は、白加賀絹や幅が他の人とと異なるものにしたりと、アレンジをしていたそうです。
現在でも、お祝い事や寒中水泳の際などに、色とりどりの赤や黄、黒といった色のついた「褌」を身に着けていますよね!
お祭りや国技の相撲でも定番の衣装として、現代にも受け継がれている「褌」。
その身一つで着こなす様は、まさに「背中で語る漢」の象徴とも言えるでしょう。