今日の難読漢字は
「溽暑」
「盤陀鏝」
「蓼」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「溽暑」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/06/toi_kanji_509.jpg)
「溽暑」は、見ての通り夏の季語です。
「暑」は分かりやすく「しょ」と読みます。
問題は「溽」。
実は「溽暑」くらいしか一般的に使われる熟語がないんです……。
ただし、つくりが同じ漢字はいくつかあります。
「屈辱」などがそうですよ。
さて、あなたは何と読みましたか?
「溽暑」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「じょくしょ」
です!
「溽暑」は、
「蒸し暑いこと」という意味の言葉です!
主に晩夏の季語として使われています。
実は「溽」の文字自体に「湿度が高い」「蒸し暑い」という意味があるんです。
「溽い」で「むしあつい」とも読むんですよ!
日本の季節を細かく表した「七十二候」でも、この漢字が登場します。
それが「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」です。
これは地面が梅雨や雨などで濡れており、そこに暑い夏の日差しがそそぎ
蒸発した水分で蒸し暑さが厳しくなっている……
そんな情景が描かれています。
蒸し暑い日本の夏を、的確に表していますよね。
暑さの例えや情景を描くのにぴったりな「溽暑」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「盤陀鏝」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/06/toi_kanji_510.jpg)
「盤陀鏝」は、イメージだけで「まんだら」なんて読んでいませんか?
正解の言葉は、とある道具の名前。
もしかしたら、授業で使用したことがあるかもしれません。
また別の漢字が当てられることがあり、こちらの方が一般的かも。
それが「半田鏝」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「盤陀鏝」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「はんだごて」
です!
「盤陀鏝」は、
「はんだを溶かして金属を接合するときに用いるこて」という意味の言葉です!
主に基板の配線を接続する際や電気機器の修理、電気工作などで使われます。
多くは細長い形状をしており、
手で持つグリップ部分と、はんだを溶かす金属部分があります。
比較的安価な工具ですが、最近では100円ショップでも販売されているのだとか!
学生時代も、技術系の授業で使った方がいるかもしれません。
それだけ身近な工具なのに、こんなに難しい漢字がついているとは
ちょっと意外ですよね(笑)!
普段は使う機会は少ないかもしれませんが、
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「蓼」!
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2024/06/toi_kanji_511.jpg)
「蓼」は、実はことわざにも使われている漢字。
そのことわざが「蓼食う虫も好き好き」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「蓼」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「たで」
です!
「蓼」は、
「タデ科の一年草で、イヌタデ・オニタデ・サクラタデなどの総称」です!
このように聞くと「?」となりますが、実は身近なところでも蓼を見かけます。
それがお刺身の薬味!
居酒屋や日本料理店でお刺身を頼むと、
薬味として赤紫色の小さな葉のようなものが乗っていることがありませんか?
あれが「蓼」なんです!
正式には「紅蓼」という蓼の一種で、独特の辛味や抗菌作用があることから
刺身の薬味として使われているそうです。
他にも、鮎の塩焼きについてくる緑色の調味料が「蓼酢」といい、
ヤナギダテの葉を使って作られています。
「蓼食う虫も好き好き」は「辛い蓼を食う虫があるように、人の好みはさまざま」
という意味ですが、意外と好きで食べている人も多いはず。
生活にも身近な「蓼」。これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!
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