今日の難読漢字は
「雛芥子」
「杜父魚」
「轢る」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「雛芥子」!
「雛芥子」は、とある植物の名前。
日本でも一般的で、お家のお庭でも育てやすいとされる植物です。
ヒントは、この植物の別名も有名なんです。
それが「虞美人草(グビジンソウ)」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「雛芥子」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ひなげし」
です!
「雛芥子」は、
「ヨーロッパ原産のケシ科の一年草」です!
赤やオレンジの鮮やかな色味が、とても華やかなお花。
日本でも日当たりが良ければ育つので、お庭などでは多く見かけますよ。
日本では「ヒナゲシ」と呼ぶことが多いですが、
そのほか「シャーレイポピー」と呼ぶこともあります。
またフランス語では「コクリコ」というのだとか!
ヒントで出した「虞美人草」も、呼び名の一つ。
これはとある中国の伝説に由来する呼び方。
秦の武将・項羽の寵妃であった「虞美人」が、敵に追い込まれて自害した後
葬られた墓の周りにヒナゲシが咲き誇ったのだそうです。
私たちに馴染みがあり、きっと聞いたこともあるはずの「雛芥子」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「杜父魚」!
「杜父魚」は、「トフギョ」とも読みます。
でも「トフギョ」と言われても、どんな魚かわからないですよね……。
もっとお馴染みの読み方もあるんです!
さて、あなたは何と読みましたか?
「杜父魚」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「かじか」
です!
「杜父魚」は、
「スズキ目カジカ科に属する魚」です!
カジカといえば、ハゼのような見た目の魚。
ちょっと「むっ」っとした顔が特徴的でチャーミングです。
食べることもできる魚で、唐揚げや汁物が人気。
北海道の南側では「カジカ汁」が冬の代名詞となっていて、
みんなが鍋をつつくことから「鍋壊し」との異名もあるほど人気。
また、石川県では「ゴリ」とも呼ばれており、
かの有名な魯山人も愛したという逸話が残っています。
「ゴリの唐揚げ」は現在でも郷土料理として愛されていますよ。
ちなみにカジカは「杜父魚」のほか、
「鰍」や「鮖」と書くこともあります。
こちらも合わせて覚えておくといいですよ!
魚の名前は難読クイズの定番。
比較的読みやすい漢字なので、これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「轢る」!
「轢る」は、漢字の中に「樂」という部分があることから
「らくる」なんて読んでしまうかも。
こちらは不正解!
正解も2文字が当てはまるのですが……。
さて、あなたは何と読みましたか?
「轢る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「きしる」
です!
「轢る」は、
「堅い物がすれ合って音を立てる」「きしむ」という意味の言葉です!
例文としては
「雨戸が轢る音で目が覚めた」
「鎖が轢るキィキィという音が耳障りだ」
などのように使えます。
「轢る」は「軋轢(あつれき)」などにも使われる漢字。
音としては聞いたことがあっても、漢字自体はなかなか難しいですよね。
ちなみに「軋轢」は「仲が悪くなる」という意味ですよ。
それもそのはず。「轢る」は漢字検定でいうと1級相当の漢字!
名実ともに難読漢字なんです。
また「きしる」というと、漢字でいえば「軋る」の方が一般的。
もし文章で使う場合は「軋る」と書く方が丁寧かもしれません!
普段使う機会は少ないかもしれませんが、
知っておけばかっこいい「轢る」!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!