今日の難読漢字は
「索莫」
「行状」
「御香香」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「索莫」!
「索莫」は、素直に読めば読める漢字のはず。
「索」は「検索」「模索」などで使われる漢字です。
「莫」は「莫大」がもっともわかりやすい漢字だと思います。
それぞれの読み方をつなげると…?
さて、あなたは何と読みましたか?
「索莫」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さくばく」
です!
「索莫」は、
「心を慰めるものもなく、味気ないものさびしい」という意味の言葉です!
例文としては
「索莫たる風景に心が荒ぶ」
「冬の山は索莫としている」
などのように使われます。
また「索莫」を使った言葉として
「秋風索莫(しゅうふうさくばく)」という四字熟語があります。
これは「秋風が吹く季節は、ものさびしく気分が滅入ってしまう」という意味。
これが転じて「栄えていたものが衰えて、ものわびしくなる」ことや、
「失意のさま」「がっかりしてしょんぼりしている様子」のことをいうようになりました。
こちらは新聞をはじめとした堅い文章表現では見かけますよ。
読めてしまえば簡単な「索莫」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「行状」!
「行状」は、「こうじょう」なんて読んでしまう人がいるかも。
この読み方は間違い!
もう少し「行」の別の読み方を考えてみましょう!
さて、あなたは何と読みましたか?
「行状」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ぎょうじょう」
です!
「行状」は、
「人の日々の行い」や「品行」「身持ち」という意味の言葉です!
簡単にいえば、その人の普段の行動や振る舞いのこと。
ただ、使われるシーンとしては悪い意味のことが多いかも。
例文としては「あいつは行状が悪い」なんて使い方をします。
これ以外の使い方の場合、
「ある人の日頃の行ないや行動などを記した文章」のことを指します。
さらに言えば、一人の人物の一生の経歴や世系などを記したものが多いかも。
有名な作品として『忠直卿行状記』や『孔子行状記』などがあります。
この場合は「行状記」や「行状書」と書くことが多いので、
ある意味わかりやすいかも。
読み方と意味を覚えれば、意外と簡単に使える「行状」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「御香香」!
「御香香」は、とある食べ物の呼び方。
日本人にとってはお馴染みのもので、お好きな方も多いと思います。
ただし、味や香りが独特なものも多く、
世界的に見ると苦手な人が多い食べ物かも?
さて、あなたは何と読みましたか?
「御香香」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「おこうこう」
です!
「御香香」は、
「漬物や香の物の丁寧な言い方」という意味の言葉です!
つまり、箸休めや口直しなどで食べることの多い
あのお漬物の丁寧な言い方が「御香香」なんです!
「御」は、言葉の先頭について丁寧に表現する言葉。
「味噌汁」が「御味噌汁」に、
「寿司」が「御寿司」になるのと同じ原理です。
「香香」という言い方は、漬物の別名。
もともとは天皇に仕える宮中の女性が使った言葉なのだとか。
このような言葉は「女房詞(にょうぼうことば)」といい、
「おかか」や「なす」など、現在は一般的に使われる言葉も
もとは女房詞として使われていたそうです。
身近なものだからこそ、知っておくと面白いのが漢字!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!