今回の難読漢字は「騒擾」「修験道」「革まる」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「騒擾」
「騒擾」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方はパッと見た印象で「そうゆう」と読んでいるかもしれませんが、残念ながら間違いです。
「騒」という字はよく見かけるのでご存じかと思います。
問題は「擾」ですね。
「憂」に引っ張られて「ゆう」と読んでしまわないように注意が必要です。
となると…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「騒擾」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 集団で騒ぎを起こして社会秩序を乱すこと
- 保険関連でよく使われる言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね
「騒擾」の読み方!正解は!?
正解は「そうじょう」です!
「騒擾(そうじょう)」とは、ヒントにも示したように「集団で騒ぎを起こして秩序を乱す」ことで、類義語としては「騒乱」「擾乱」「暴動」などがあります。
「騒」は訓読みにすると「騒ぐ(さわぐ)」、「擾」には「乱す」「乱れる」といった意味があるため、ふたつの字が合わさることで「騒いで秩序を乱す」となるのですね。
火災保険の契約内容にも「騒擾」という言葉が登場します。
たとえば、集団による暴力行為などで自宅が損害を受けた際に保険が支払われる場合があり、そのような被害のことを「騒擾」と呼びます。
生活する上で保険はとても大切ですが「騒擾」という言葉の意味を知らない方は意外と多いようなので、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「修験道」
「修験道」の読み方をご存じでしょうか?
「しゅうこんどう」ではありませんよ。
難しい字は使われていないので、何通りかの読み方を考えると自然と正解にたどり着けるのではないでしょうか。
今回はそれほど難しい読み方ではないので、ぜひ意味もあわせて考えてみてくださいね!
「修験道」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字です
- 密教に関りのある言葉です
- 日本三大修験道で心身を清める
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「修験道」の読み方!正解は!?
正解は「しゅげんどう」です!
「修(しゅう)」「験(けん)」「道(どう)」のいずれも小学校で習うので、比較的簡単に答えられたのではないでしょうか。
「修験道(しゅうげんどう)」とは「日本古来の山岳信仰に密教や陰陽道などが混じった信仰」のことです。
また、ヒントの3つ目に示した「日本三大修験道」とは信者が修行を行った以下の3つの霊山(霊場)を言います。
- 出羽三山(山形県)
- 大峯山(奈良県)
- 英彦山(福岡県、大分県)
修験者は霊山(霊場)に籠って命がけの修行を行ったということです。
最後はこの漢字!「革まる」
「革まる」の読み方をご存じでしょうか?
直観的に読むと「かわまる」や「かくまる」ですが、どちらも間違いです。
「革」という字にはもう一つ、ちょっと意外な読み方が存在しますよ。
ちなみに決して難しい言葉ではありません。
日常でもよく耳にする表現になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「革まる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇まる」の5文字です
- 古いものが新しくなる、改善されるといった意味
- 「病革まる」という表現もあります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「革まる」の読み方!正解は!?
正解は「あらたまる」です!
一般にはほとんどの場合「改まる」と表記されます。
「革まる(あらたまる)」とは、古いものが新しくなったり、改善されることを言います。
通常は「改まる」と全く同じ意味をもつと考えて差しさわりありません。
ただし、「病革る(やまいあらたまる)」と書く場合は「病が急に重くなる」「危篤状態になる」といった意味になるため、注意が必要です。
しかし、現在ではほとんど使用されない表現だといえるでしょう。