今回は戦国時代に関係のある?この言葉です。
「角逐」読み方のヒントは?
それぞれの漢字を音読みすることがヒントになります。
「逐」と「遂」は、とても間違えやすいので要注意です!
「角逐」の読み方、正解は…
「かくちく」と読みます。
爆竹(ばくちく)ではありませんよ!
意味は「勢力や権勢を得るために、 互いに争うこと。せりあい」ということです。
「角」は力を競い合うという意味で、「逐」は元は獣を追うことを指し、競う意味も生じたようです。
いったん意味が分かれば「なぁ~んだ」となるような言葉ですね。
よく使われる場面としては、歴史小説などでお互いにせめぎ合ったり、二人が争い合ったり(せり合ったり)する場面です。
たとえば、吉川英治の1973年の作品『新書太閤記』では「日本を日本だけにしか考えられない狭量と狭鼻がこの中で角逐し、この中で私業の争いを繰り返して来た群雄割拠はそれであった。 」というふうに使われています。
戦国時代の血なまぐさい様子を表すのにもってこいの言葉かもしれませんね。
出典:コトバンク
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