今日の難読漢字は
「刹那」
「精励」
「草臥れる」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「刹那」!
「刹那」は、もともと仏教語なのだそうですが、
現在はとても一般的な言葉です。
GReeeeNやCreepy Nutsの曲名としても使われていますよ!
さて、読めるでしょうか?
「さつな」ではありません!
「刹那」の読み方、正解は…

気になる正解は…
「せつな」
です!
「刹那」は
「きわめて短い時間」や「瞬間」のことを指す言葉。
「ピンチになった刹那、ヒーローが現れた」
「空が光った刹那、雷鳴が響いた」
など、ものすごく短い時間を表現したい時に使います。
先にも少し触れましたが、
もともと「刹那」は仏教語だったのだとか。
仏教語においては「時間の最小単位」とされています。
どれくらい短いかというと、
1回指を鳴らす間に、60〜65刹那の時間が流れるのだとか!
かなりの短さですよね笑
語源はさておき、現在は小説や漫画、
J-POPの歌詞でもよく出てくるので、聞いたことがある方は多いのでは?
手塚治虫も「刹那」という作品を描いています。
複雑な漢字ではないので、
覚えてしまえばさまざまな場面でスムーズに読むことができますよ!
間違えてしまった方も、ぜひ覚えてくださいね。
次の難読漢字は「精励」!
学校や仕事などで、よく使われている「精励」。
「引き続き精励いたします。」
など、丁寧な挨拶の時にも使う言葉です。
さて、読めるでしょうか?
ちなみに「しょうれい」ではありませんよ!
「精励」の読み方、正解は…

気になる正解は…
「せいれい」
です!
「精励」は
「勉学や仕事に精を出し励むこと」という意味の言葉。
例文としては
「寝る間も惜しんで精励した結果、志望校に合格した」
「業務に精励し、社会に貢献する」
などが挙げられます。
「とにかく一生懸命頑張る」という意味なので、
ビジネス上では積極的に使いたい言葉です!
例えば、社外の目上の方へのメールで
「頑張ります!」だとフランクすぎますよね。
それを「より一層精励いたします。」にするだけで、
とても丁寧で、きちんとした言葉遣いに変わります。
また謝罪をする際にも、
「再びこのような不備の無いよう、十分注意して精励する所存です。」
と書くと気持ちが伝わります。
読み方と合わせて使い方もマスターすれば、
ビジネスシーンで大活躍する「精励」。
とても使いやすい言葉なので、
ぜひ積極的に使ってみてください!
最後の難読漢字は「草臥れる」!
「草臥れる」
実は、言葉自体は絶対に聞いたことがある
とてもわかりやすい言葉です。
大体はひらがなで書かれるため、
漢字はあまり知られていないのです。
ヒントは「へとへとな状態」を表す言葉。
さて、読めるでしょうか?
「草臥れる」の読み方、正解は…

気になる正解は…
「くたびれる」
です!
「草臥れる」は
「長時間体や頭を使って疲れた状態」を指す言葉。
年老いて気力や若さを失った時にも使われます。
「休憩する暇がなくて草臥れた」
「仕事を辞めてから、すっかり草臥れてしまった」
などで使われます。
「骨折り損の草臥れ儲け」という成句は
「ただただ大変で成果が上がらない」という意味で使われていますね。
語源は「草に臥(ふ)すくらい疲れている」という状態からきているそうで、
本当にヘトヘトな状態が伝わってきます。
松尾芭蕉も
「草臥れて 宿かるころや 藤の花」という句を残していて、
江戸時代ごろには使われていた言葉なんですね。
すべて正解できた方は漢字マスター!素晴らしいです!
もし正解できなくても、これを機に学んで今後に活かしましょう!
出典:コトバンク
