日本眼科学会からの提言
つい先日、日本眼科学会から、
小児のブルーライトカット眼鏡について
慎重意見が発表されました。
1デジタル端末の液晶画面から発せられるブルーライトは、
曇天や窓越しの自然光よりも少なく、
網膜に障害を生じることはないレベルであり、
いたずらにブルーライトを恐れる必要はない。
2小児にとって太陽光は、
心身の発育に好影響を与えるものです。
なかでも十分な太陽光を浴びない場合、
小児の近視進行のリスクが高まります。
ブルーライトカット眼鏡の装用は、
ブルーライトの曝露自体よりも有害である可能性が否定できません
というものです。
寝る前にスマホを使うなというのは嘘だったの??
デジタル端末の液晶画面から発せられるブルーライトは、
曇天や窓越しの自然光よりも少なく、
網膜に障害を生じることはないレベルであり、
いたずらにブルーライトを恐れる必要はない。
寝る前のブルーライトはカットしなければならないと、
寝る30分前からスマホやタブレットを避けましょう、
と睡眠衛生指導をしてきましたが、
今後はそういう必要はなくなりそうです。
スマホに熱中しすぎで目が冴えるとかでなければ
スマートフォンを見ながら眠りについても
睡眠の質には関係なさそうです。
ただスマートフォンは中毒性があるので
避けることは悪いことでもないと思いますけどね。
また、ブルーライトカットメガネは
スマートフォンやPCの眼精疲労を軽減する効果がなく
もはやそうなると「オシャレ」でしかありません。
今後どうなっていくのか
小児にとって太陽光は、
心身の発育に好影響を与えるものです。
なかでも十分な太陽光を浴びない場合、
小児の近視進行のリスクが高まります。
ブルーライトカット眼鏡の装用は、
ブルーライトの曝露自体よりも有害である可能性が否定できません
これをわかりやすく説明すると
子どもにブルーライトカット眼鏡は禁
ということです。
発育時期の子供の目にとって、
「害」かもしれないものは、避けた方がいいです。
子供用のブルーライトカットメガネも流行っていますが
今後は「使わない」ということで統一した方が良さそうです。
これは、今までの「ブルーライト=悪」という考えとは
全く逆をいくものです
眼科医の先生方も
ブルーライトカットは眼精疲労抑制効果はなく、特に子供が装用すると近視が進行する恐れもあります。PCのブルーライトは曇りの日の太陽よりはるかに少なく恐れる必要は全くありません。
きちんとしたデータに基づいた学会のステートメントです。 https://t.co/0SqpNbcBQQ— Masayo Takahashi (@masayomasayo) April 15, 2021
眼科医が解説!ブルーライトカット眼鏡の真相とは?https://t.co/kxA3QgYCgW
— ドクターK@眼科医パパ (@doctorK1991) April 14, 2021
子どもにブルーライトカットはむしろ悪影響の可能性があると学会から報告されました。「ブルーライトカットは目に良くない」それもそうですが、子どもに長時間スマホやゲームをさせると、さらに目が悪くなるので「子どもがブルーライトカットメガネをしてスマホやゲームを長時間する」は最悪かも。
— ドクターK@眼科医パパ (@doctorK1991) April 14, 2021
次々とご自身の意見を発表されており
このCOVID-19ばかりが話題になる現代において
これだけのインパクトのある発表はありませんでした。
まとめ
寝る前にスマホを使っても問題ない
使いたければ存分に使おう!!