今日の難読漢字は
「堆く」
「嘶く」
「尽く」
の3つです。早速いってみましょう!
目次
まず最初の難読漢字は「堆く」!
「堆く」
ときどき見かけるこの漢字。
中学生で習う漢字であり、「堆肥」のように使いますが、訓読みもあるのです。
「堆く」読み方のヒントは?
「堆く」は、物が積み重なって高く盛り上がっているさまを表す際に用いる言葉です。
またそのほか、「上品である」という意味もあるとのこと。
何をもって上品とするかは人によって異なりますが、この言葉が意味する「上品」とは、言動や顔つきがしっかりしている姿なのだそう。
類語には「積もり積もって」や「重積して」などが候補に挙げられます。
「堆く」の読み方、正解は……
「堆く」の正解は……
「うずたかく」です!
「うずたかく積み上げられた書類」などのように用い、物が何重にも積み重なったさまを表すときに使います。
「堆」の字の成り立ちには、ずんぐりした形の土の丘の象徴が背景にあります。
日常的には、小説やニュースなどで見かける頻度が高いので、「うずたかく」と読めるように覚えておいてくださいね。
それ以外にも、書類の山々を見たときにパッと言えたらカッコイイですよね!
次の難読漢字は「嘶く」!
世の中には、よく耳にする言葉なのにいざ漢字で書かれるとわからない、読めない……という言葉が多くあります。
「嘶く」
もそんな言葉のひとつ。
これが読めたら、あなたは漢字検定1級レベルかもしれません!
「嘶く」読み方のヒントは?
「嘶く」は、とある特定の動物が鳴く様子を表すときに使います。
例えば、鳥がさえずる、犬が吠える……などのように、とある一種類の動物のための言葉なのですね。
「嘶く」のは、動物園やテレビでもよく見かける動物です。
スラリとしたボディで、走るのが得意。
風変わりなニックネームで呼ばれる習慣があり、この動物がいないと成り立たない競技もあるくらい、身近な生き物ですよ!
「嘶く」の読み方、正解は……
「嘶く」の正解は……
「いななく」です!
ヒヒーンと鳴きます。
もうおわかりですね。
「いななく」とは、馬の鳴き声を表す言葉なのです。
一説によれば、「いななく」の「い」は、馬の鳴き声を表すのだとか。
現代の私たちは馬の鳴き声を「ヒヒーン」と表現しますが、その「ヒ(hi)」のhの音が抜け落ちたのではないか、と言われているらしいですよ!
最後の難読漢字は「尽く」!
「尽く」
この漢字は小説やニュースに頻出します。
また日常会話でも、話題によっては口癖のように使う人もいますね。
「尽く」読み方のヒントは?
「尽く」は、状態を強調する際に用いる言葉です。
「物事が例外なく一致するさま」や「すべて残らず」「全部」などの意味合いで頻繁に利用します。
別の読み方は一網打尽の「じん」、「尽きる」などの「つ」が一般的でしょうか。
どちらにせよ、あったものが徐々にすべて失われる、最終的に果たし終える……などのニュアンスがあります。
「尽く」の読み方、正解は……
「尽く」の正解は……
「ことごとく」です!
「3連休用にと思ってお菓子を購入したが、初日に尽くたいらげてしまった」
などのように使います。
そのほか、
スポーツで「尽く負ける」や、
転職活動で「尽くお祈りされる」
「尽く文句を言われて少し疲れちゃった」なんて言い方もします。
これらの3つは、「こっぴどく」とも言い換えられる使い方ですね!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!