大抵の方は1日の睡眠時間をどれくらい取ろうか決めていますが、睡眠の質を上げるためには睡眠を始める時間も意識することが大切です。
個人差があるため多少の誤差はありますが、睡眠中の脳内での動きは基本的には同じなので、睡眠を始めるベストな時間は決まっています。
本記事では、睡眠を始めるベストな時間について解説します。
睡眠のベストな時間は0時~6時?
一般的に質のいい睡眠を取ろうと思うと、午前0時に寝ると良いとされています。
あるいは起きる時間が6時でも良いです。
つまり、0時~6時の間に寝ている時間が長いとそれだけ睡眠の質は良くなります。
これは0時~6時の間にノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが活発化するためで、睡眠時間が6時間の方は0~6時の睡眠のゴールデンタイムに合わせて寝たり、7時間半の方なら午後11時半~午前7時を睡眠時間とするといいでしょう。
睡眠で疲れが取れやすい時間は午前0時~6時
睡眠のベストな時間における注意点
睡眠のベストな時間について以下の点を押さえておくとより睡眠の質は良くなります。
・成長ホルモンは眠り始め3時間が一番多く分泌される。
・年齢とともに眠りが浅くなっていく。
・起きる時間は午前5時半~8時半が好ましい。
まず前提として、3時間以上の睡眠は絶対に確保してください。
成長ホルモンは眠り始めてから3時間が一番多く分泌されます。
子供に早く寝るのを勧めるのはこういったところが要因となっていて、大人にとっても健康を維持する働きがあるため、成長ホルモンの分泌は重要です。
身体の衰えが早くなると、今度は深い眠りにつくための力が不足して眠りが浅くなるので注意が必要です。
また、成長ホルモンは年齢が上がると分泌しづらくなってくるため、単純に年齢が上がると眠りが浅くなりやすいです。
眠りが浅くなっていることは意外と実感しづらいこともあるため、できれば自身の睡眠状況がわかるアプリの利用をおすすめします。
他にも、起きる時間は午前5時半~8時半が好ましいとされています。
体内の栄養素をエネルギーに変換するのがコルチゾールというホルモンで、このホルモンは午前5時半~8時半に多く分泌されるため、この時間内に起きれば朝から活動しやすくなります。
まとめ
睡眠時間の長さだけでなく、就寝時間や起床時間がいつなのかによっても脳の動きが変わって、疲れの取れ方が大きく変わります。
できる限り夜しっかり寝て朝起きる生活を心掛けましょう。