「一入」
「一球入魂」「一期一会」「一攫千金」などのイメージから「いちにゅう」と読みたくなってしまいますが、それは間違いです。
もちろん「いちいり」でもありません。ではなんと読むのでしょう?
「一入」読み方のヒントは?
ヒントは、他の場所や物と比べて程度が一段増すことを表す言葉です。
類語は
「ひときわ」
「いっそう」
「格段に」
などが挙げられます。
「一入」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ひとしお」
です!
「なかなか合格できなかったので喜びも一入である」
「素晴らしい作品に仕上げてもらって感動も一入だ」
「卒業以来の再会となれば懐かしさも一入だっただろう」
のように使われます。
もとは染物の時に使う言葉で「一入」は一回染料につけた状態のこと。染物というのは、染料につけた回数が増えるほど色が濃くなります。その様子から「程度が増す」様子を表す言葉となりました。
ネガティブに使うこともできますが、大抵はポジティブな表現に使われることが多い言葉です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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