今日の難読漢字は
「返戻」
「権化」
「一寸」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「返戻」!
「返る」と「戻る」の2つの言葉が合わさったこの漢字。
2つとも「返却」という意味ですので、何かを提出したときに、間違いが見つかった場合などに使われる言葉でもあります。
でも、この漢字は何と読むのか分かりますか?
もちろん、「かえしもどし」ではありませんよ。
「返戻」の読み方のヒントはコレ!
「返」の部分は、そのまま「へん」と読み、「〇〇〇〇」の4文字です。
「返戻」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「へんれい」です!
「返戻」という言葉が使われるシチュエーションとしては、保険金の手続きや役所などで書類のやりとりをしたときでしょうか。
読んで字のごとく、「返戻」は「返して、戻す」ことになるので、提出したものに不備や誤りなどが見つかり、修正が必要な場合に戻される時に使われるものです。
あまり聞きなれない言葉だとは思いますが、ビジネスの現場ではちょくちょく耳にするので知っておいて損はありませんね!
ちなみに、似たような言葉に「戻入」というものがあります。
これは、「戻して、入れる」というもので「れいにゅう」と読みます。
戻入は、「一度出したもの・提出したもの・支出したお金など、元通りの場所に戻して入れ直す」という意味になります。
この言葉もビジネスの世界では頻出ですので、このタイミングで一緒に覚えてしまいましょう!
次の難読漢字は「権化」!
「権利」の「権」に、「化ける・化学」の「化」という字の組み合わせ。
そのままシンプルに考えれば「権利が化ける」でしょうか。
この言葉は、普段あまり耳にしないので分からない方も多いと思いますが、権力や力がある人に対して使われます。
あまり良い意味での使われ方は少ないイメージがある言葉ですが、いったい何と読むのでしょうか?
「権化」の読み方のヒントはコレ!
「権」の部分は「けん」ではありません。
「〇〇〇」の3文字で、本来は仏教の言葉です。
「権化」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ごんげ」です!
ヒント③にも書きましたが、本来は仏様が人々を救うために、この世に仮の姿として化けて現れる言葉となります。いわゆる、化身(けしん)ですね。キリスト教でいうところの「受肉」に近い言葉となります。
また、もう一つよく使われるシチュエーションとしては、権力や力を手にした人がその力を見せつける時やそれが表に現れているときに使われるものです。
良い意味でも使われますが、「あの人は悪の権化だ。」などのように悪い意味でも使われることもある、オールマイティな言葉でもあります。
このサイトを見て難読漢字マスターしたあなたは、まさに、漢字の鬼として権化することでしょう!
最後の難読漢字は「一寸」!
「一寸法師」で知られる「一寸」は、そのままずばり「いっすん」で正解です。
でも、そこは難読漢字として出題していますから、ぜひ他の読み方にチャレンジしてみましょう。
意味から考えれば、なるほどなと思える部分もありますが、「一寸」でそんな読み方するの?と思う人も多いと思います・・・。
さあ、一緒に考えてみましょう!
「一寸」の読み方のヒントはコレ!
「少しだけ・少しの間だけ」という意味です。
加藤茶さんのギャグ「ち〇〇〇だけよ~」
「一寸」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ちょっと」です!
「一寸」は、そのまま「いっすん」と読み、「わずかな時間、量、距離」などを表現するときに使う言葉ですよね。
これと同じ意味である「ちょっと」は、普通は平仮名で表記することから、この漢字で「ちょっと」と読むことを知っている人は、ほんの「一寸」なのではないでしょうか。
また、「一寸」の他にも「鳥渡」と書くこともあります。こちらは音による当て字になりますが、合わせて覚えてしまいましょう。
今日もほんの「一寸」の間だけでも、このサイトを見てリフレッシュしてもらえたら嬉しい限りです!