「束」に「不」がつくので、「束にできない」・・・。
漢字や意味から予想しようにも、ぴんときませんね。
「ふたば」や「ふそく」ではありませんが、「束にならない=まとまりがない」というイメージは近からず遠からずといったところでしょうか。
さあ、ヒントを束にして、正解にたどり着きましょう!
「不束」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇つ〇〇」の4文字です。
ヒント➁ 「気が利かない」などの意味があります。
ヒント③ 用例では、「不束者ですが・・・」ですね。
「不束」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ふつつか」です!
よく聞く「不束者」とは、「無作法な人」や「未熟者」を表します。
そこから転じて、現代では「気が利かない人」や「未熟で劣っている人」といった意味で使われるようになりました。
ドラマなどで、結婚をするとき相手のご両親に挨拶するときに、「不束者ですが、どうぞ末永くよろしくお願いします!」なんていうシーン、ありますよね!
もともと、この「ふつつか」の語源は、平安時代に使われていた「太束(ふとつか)」だという説があります。
これは「短くて太い柱」を表し、「太くて頑丈なこと」という良い意味で使われていたものが、時代が移り、女性は華奢な体形でおしとやかな方が美しいという意識が出始め、「太束→美しくない→何かが不足している→気が利かない」と変化していったそうです。
人の美意識って、ときに残酷です・・・。