今日の難読漢字は
「巻耳」
「鹿尾菜」
の2つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「巻耳」!
「巻耳」。漢字としてすごくシンプルですよね。
「巻き+体の一部」の組み合わせは、他にも「巻爪」などがありますが、これを踏まえると耳が巻いているような形をしている状態を指すのでは?と予想してしまいますね。
残念ながら、これは違います。
どちらかというと音読みすると正解に近づく感じですね。
さあ、この「巻いている耳」は一体何の耳??
「巻耳」の読み方のヒントはコレ!
これは何と植物の名前です。
「〇〇〇み」の4文字です。
「巻耳」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「オナモミ」です!
「オナモミ」、あー懐かしい!と思ったのは私だけではないはず。
小さい頃、友達と原っぱで遊んだときに、投げて服にくっつけて遊んだ記憶が蘇ります。
最近の若者や都会に住む人には馴染みがないかもしれませんが、「オナモミ」は、キク科の植物の実のことを指し、実にトゲトゲがついていて投げると服にくっつくんです。
このトゲトゲは触っても痛くなく、イメージとしては「マジックテープ」のザラザラした部分に近いですね。
でも、これが枯れて茶色くなると要注意!トゲトゲも固くなって、投げつけられると地味に痛いんですよね・・・。
次の難読漢字は「鹿尾菜」!
「鹿のしっぽの菜」。
イメージとしてはふさふさした草でしょうか。
音読みからくる当て字でもないようですし、これは見た感じが「鹿の尾に似ている」パターンしか考えられないんですが、どうでしょう。
外観が似ているかどうかはさておき、実はかなりイメージと違います・・・。
これはヒントを見るしかないですね。
「鹿尾菜」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」3文字の海藻です。
「ワカメ」ではありません。
「鹿尾菜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひじき」です!
「ひじき」は、皆さんご存じ、黒くてつま楊枝のような、でも柔らかくて味も薄くてよく分からない、そんな感じの海藻です。
海藻としての「ひじき」は、長さは1m弱くらいまでの長さをもち、「海ブドウ」のように匍匐し糸状根になって岩に付着しています。
ワカメと同様、主枝からは葉と小枝が出ていていますが、ワカメほどゆらゆらしていないので、海中で見た時はすぐに区別がつくはずです。
「鹿尾菜」は単体での煮物が定番ですが、やはり味があまりなく、他の食べ物の引き立て役になることが多いんですが、何と「天ぷら」にして食べると結構いけるんです!
ぜひお試しあれ。