「晦渋」読み方のヒントは?
鳴き声が「ガオー」の生き物といえば…?
「晦」を読むヒントは字の形が似ている「海」になります。
「晦渋」の読み方、正解は…
「かいじゅう」と読みます。
怪獣ではありませんよ!
「言葉や文章がむずかしく意味がわかりにくいこと」を意味します。
どういうときに使われるのでしょうか?
その意味の通り、「晦渋な文章」「晦渋な表現」というように使われます。
難しい言葉や文章でつづられた小説は、一文を理解するのにも苦労しますよね。
純文学の最高峰のひとつ、芥川賞の受賞作品なんかはその典型例ではないでしょうか。
明治時代の古い言葉や、このサイトで取り上げているような難読漢字も良い例です。
最近では難しめの文章は避けられがちで、やたらと分かりやすい文章が好まれる傾向がありますが、昔は逆でした。
むしろ、堅く、難しそうに見えるほど価値があったのです。
普通の動詞や接続詞さえ漢字で表記され、それだけでも読みにくいものでした。
「晦渋」は時代の流れを感じさせる言葉といえるでしょう。