「弥が上にも」
この漢字、何と読むかわかりますか?
「弥」には、「や」「み」「いよいよ」などさまざまな読み方がありますが、
「弥が上に」の場合、上で挙げた読み方はどれも不正解です。
「弥が上にも」の読み方のヒントはコレ!
まずは「弥が上にも」の読み方のヒントを2つご紹介します。
- ヒント1:「さらに」「いっそう」「ますます」などの意味で使われる言葉。
- ヒント2:「ただでさえ○○なのに、よりいっそう××になる」という意味で使われる。
そろそろわかった人も多いのではないでしょうか?
「弥が上にも」の読み方!正解は…?
「弥が上にも」の読み方、正解は……「いやがうえにも」です!
この表記を見たことがなくても、
耳なじみのある言葉だと感じた人は多いのではないでしょうか。
「弥が上に」の意味は?
「弥が上にも」の意味は、「さらに」「いっそう」「ますます」などです。
「ただでさえ○○なのに、よりいっそう××になる」というように、
「もともと顕著だった何かが、よりいっそう甚だしくなる様子」を
表す際に使われる言葉でもあります。
「弥が上にも」は、誤用・誤変換が多い言葉
「弥が上にも」は、「嫌が上にも」と間違って使われることの多い言葉です。
また、「否が応でも」と同じ表現だと勘違いしている人も多く、
「嫌が応にも」などと誤変換されているケースもよく見かけます。
「弥が上にも」「否が応でも」の違い
- 弥が上にも:もともと勢いのあるものが、ますます盛んになること。
- 否が応でも:誰かに対し、無理矢理にでも行動を強いること。
2つの言葉は、響きこそ似ているものの、意味はまったく違います。
なお、「否が応でも」を「否が応にも」と表記するのも誤りです。
「弥が上にも」の例文
最後に、「弥が上にも」を使った例文をご紹介します。
- 恋人からの応援のおかげで、弥が上にも気分が高まった
- 彼のプレーは、弥が上にも観客を惹きつける
「弥が上にも」は、話し言葉でよく使われる表現です。
そのため、メールなどの文章で表現する際、
誤変換や誤用をしてしまう可能性が高いと言えます。
「否が応でも」と混同したり、「嫌が上にも」と誤変換したりしないよう、
しっかり気を付けていきましょう!