なじみ深い漢字を並べた二字熟語でも、時折読み方がわからないものがあります。
「固唾」
もその一つ。
固い唾、と書くので思わず「かたつば」と読みたくなりますが、それは間違いです。
「固唾」読み方のヒントは?
「固唾」とは、緊張してぐっと息を止めているときに溜まる唾のことを指します。
慣用句として「固唾を呑む」の形で使われることが多いですね!
似た意味の慣用句に「手に汗握る」がありますよ。
「あのテニスの試合では、最後の一球まで勝負の行方がわからなかったから、誰もが固唾を呑んで見守った」
のように使います。
おわかりでしょうか?
「固唾」の読み方、正解は……
「固唾」の正解は……
「かたず」です!
飲み込み時にごくりと喉が鳴りそうな唾のことを、「固唾」と表現するんですよね。
ちなみに慣用句「固唾を呑む」の「呑む」も漢字に要注意。
近代文学などではその限りではありませんが、「固唾を飲む」は基本的に間違い。
正しくは「固唾を呑む」なので、うっかり変換ミスをしないように気をつけましょう!