今日の難読漢字は
「夥しい」
「感ける」
「寸寸」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「夥しい」!
この言葉は日常生活ではあまり使う場面がないですが、言葉としてはよく使われるものです。
でも、「夥」は漢字検定1級の難読漢字ですので学校では習いませんし、よほどの漢字マニアでない限り何と読むか分からないと思います。
ちなみに、「夥」という字は右側に「多」という漢字が入っていることから分かる通り、意味も読みも「多い」です。
音読みでは「か」と読みますが、これは「何しい」でしょうか!?
「夥しい」の読み方のヒントはコレ!
その意味のとおり、「多い」です!
「多い」よりも「もっと多い」を表す言葉です。
「夥しい」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「おびただしい」です!
「夥しい」とは、物や数、量などが非常に多いことや、ある物事の程度が激しかったり、ひどい有様のときに使われる言葉ですね。
例文としては、「夥しい数のバッタが押し寄せてきた・・・」や「夥しい量の出血だ」などと使います。
例文が物騒な例えばかりですが、まさに良い意味ではあまり使われない言葉でもあるのが特徴です。
「たくさんの星」も「夥しい星」と表現してしまうと、なんだか嫌味な感じが出てしまいますので、そういう場合は「無数の」を使ってみましょう!
次の難読漢字は「感ける」!
「感動する」や「五感」、「感心する」といった言葉でお馴染みの「感」。
漢字はとても簡単ですし、誰でも「かん」と読めますよね。
でも、送り仮名に「ける」がつくとどうでしょう?
一気に難読漢字に早変わりしてしまいます・・・。
読めそうで読めないこの漢字、あなたは読めますか??
「感ける」の読み方のヒントはコレ!
「感動する」とは相反するような意味です。
「他が気になる」ような意味です。
「感ける」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「かまける」です!
「感ける」という言葉は知っていたけど、こんな漢字を書くんだ!と思ったのではないでしょうか??
「感ける」とは、「あることに集中していて、他のことをないがしろにしてしまう」や、「他のことに心を引かれてしまって、やるべきことがおろそかになる」といった意味があります。
もともと、「感」の漢字は「感動する」というように、心が動く様を表しているので、あることに集中している点では「感」の字が表しているのも納得ですね!
でも、本来やるべき方向に「感」の字が向いていないのは、何だか面白いです。
最後の難読漢字は「寸寸」!
シンプルに読めば「スンスン」www
何だかどこかの動物園にいるパンダの名前と言われても違和感がない「スンスン」ですが、これはもちろん違います。
「寸」といえば、日本では長さの単位でも同じみの漢字であり、約30mmくらいの長さを表します。
さらに「一寸」と書けば「ちょっと」と読むとおり、「寸」の字はまさに「ほんの少し」といったニュアンスが強い漢字になります。
では、これが2つ重なるとどうなるでしょうか!?
「寸寸」の読み方のヒントはコレ!
長さの単位ではありません。
「〇〇〇〇」の4文字です。
「寸寸」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ずたずた」です!
他にも、「つだつだ」や「ずだずだ」などとも読みますが、一般的に使われるのは「ずたずた」ですね。
この言葉が使われるシチュエーションは、何かをかなり細かく切ったときや、憎悪の意思を持って何かを切り裂いたとき。
似たような言葉では「八つ裂き」なんてものもありますが、あまり良い意味ではありませんね。
「一寸」が「ちょっと」なので、2つ合わさって「ちょっとちょっと」だったら、双子の芸人さんの持ちギャグになって面白かったんですけどね!