漢字読み講座

「小火」「因む」「確り」さて、これら3つの漢字は何と読みますか?

今回は「小火」「因む」「確り」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「小火」

「小火」は何と読むかわかりますか?

「大火」は「たいか」と読むから、「小火」は「しょうか」?

確かに「しょうか」という読み方もありますが、ここではもう一つの読み方を当ててください。

さて、何と読むでしょうか?

「小火」の読み方のヒントはこちら

  1. 「大火」とは大きな火事のこと。では、小さな火事はなんと呼ぶ?
  2. 「近所のお店で〇〇騒ぎがあった」などと使います
  3. 読み方の文字数は「〇〇」の2文字!

ここまでヒントをいうと、ほとんどの方がわかったかも!?

「小火」の読み方!正解は!?

正解は「ぼや」です!

「小火(ぼや)」とは、火が大きくならないうちに消し止めた火事のことをいいます。

「小火(しょうか)」という読み方にも「ぼや」という意味がありますが、小さな火、わずかな火といった意味もあります。

同じ字を書いても、読み方によって多少意味が違ってくるようですね。

ちなみに「小火(ぼや)」という言葉は、火事、大火、消防車、火事見舞などという言葉と共に、冬の季語となっています。

これらの言葉が冬の季語とされたのは、明治以降になってから。

江戸期には大火事が頻発して多数の犠牲者が出たため、季語にはしにくかったと推測されています。

2問目はこの漢字!「因む」

「因む」は何と読むかご存知でしょうか?

原因(げんいん)の因なので「いんむ」…ではありません。

小学校で習う漢字ですが、簡単な漢字ほど意外に読めなかったりします。

さて、あなたには読むことができますか?

「因む」の読み方のヒントはこちら

  1. 読み方は「〇〇む」の2文字
  2. 何かとつながりを持たせて、ある事柄が成立するといった意味で使う言葉です
  3. 「彼女は叔母の名に因んで愛子と名付けられた」のように使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「因む」の読み方!正解は!?

正解は「ちなむ」です!

一般によく使われる言葉なので、読み方がわからなかった方も、例文を見ると想像がついたかも知れませんね。

ヒントで紹介したように、何かに因んでつけられた名前はよく耳にします。

特に多いのは元号です。

令和だと、男の子なら「令(りょう、れい)」女の子なら「令奈(れいな)、令華(れいか)」などがあります。

令和元年には「令」の字を含む名前が前年の14倍にまで増えたそうですよ。

最後はこの漢字!「確り」

「確り」の読み方はご存知でしょうか?

当然ですが「かくり」ではありません。

日常的によく使う言葉ですが、ひらがなで書くことが多いです。

さて、あなたには読むことができますか?

「確り」の読み方のヒントはこちら

  1. 読み方の文字数は「〇〇〇り」の3文字
  2. 気持ちをひきしめるという意味でよく使われます
  3. 頑丈という意味で使う場合も

以上3つのヒントで考えてみてくださいね。

「確り」の読み方!正解は!?

正解は「しっかり」です!

ありふれた言葉ですが、漢字にすると読めない方も多かったのではないでしょうか。

気持ちをひきしめる意味では「明日は試験なんだから、しっかりしてね」などと使います。

頑丈という意味では「この椅子はしっかりしてるね」のように使います。

ちなみに「聢り」と書いても「しっかり」と読みますよ。

今回のように、よく聞く言葉なのに漢字にすると読めない字は意外に多いですね。

「確り」と「聢り」両方覚えておくと、自慢できるかも。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!