漢字読み講座

【今日の難読漢字】「蔵れる」「副える」「黄泉」。「黄泉」はサービス問題!?

今日の難読漢字は

「蔵れる」

「副える」

「黄泉」

の3つです。

 

さあ、何と読む?

 

まず最初の難読漢字は「蔵れる」!

小学校で習う「蔵」という漢字。

お地蔵さん、蔵、忠臣蔵・・・。

 

昔のお金持ちや地主さんの敷地には、必ずといっていいほど立派な「蔵」がありますが、今回はその「蔵」に関係している言葉です。

 

でも、「蔵(くら)」に送り仮名の「れる」をつけたら、「くられる」しか思い浮かびませんが、あなたは分かりますか??

 

蔵れる」の読み方のヒントはコレ!

「蔵」はたくさん物がありすぎて、見つかりません!

ここで「かくれんぼ」をしたら、鬼は大変です。

 

蔵れる」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「かくれる」です!

 

「蔵」は、たくさん物が収納できるので、いざ探したいものを探すときには一苦労しそうですね。

逆に、物からしてみれば、人間からまさに「隠れている」状態といえます。

 

「蔵」を使った言葉で、同じような意味をもつものは「秘蔵」でしょうか。

まさに、「蔵に蔵された秘蔵の物」。

 

テレビの特番などで「蔵」の中から昔のお宝が出てくるものがありますが、大してすごいものが出てこないときは、「蔵れて」いたんですね!

 

次の難読漢字は「副える」!

「副」という漢字は、主役に付き添ったり、助けたりする、そんな意味がありますよね。

 

副リーダー、副校長、副委員長・・・など。

 

主役じゃないけれど、この人がいないと始まらない。

そんな漢字の「副」ですが、これに送り仮名の「える」が付くと何と読むのでしょうか?

 

陰ながら重責をまっとうしている「副」に、今こそスポットライトを当てましょう!

 

副える」の読み方のヒントはコレ!

意味は、漢字と同じ「主役を支える」、「主役と一緒にいる」です。

「つけ加わる」というような意味もあります。

 

副える」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「そえる」です!

 

「そえる」というと、「お供え(おそなえ)」という漢字の方が思い浮かびますが、主役を補佐するような意味合いを正しく伝えているのは「副える」ですね。

 

まさに主役に付き添って、いつもお供として傍らにいる、副リーダーや副校長などの言葉がぴったりです。

 

また、「副反応」や「副産物」という言葉からも分かるとおり、「副える」には「何かを付け加える」というニュアンスもありますので、覚えてしまいましょう!

 

最後の難読漢字は「黄泉」!

 これは読める人も多いはず!

 

変わった読み方はしますが、日本人がよく使う言葉ですね。

 

この「黄泉」という単独の言葉よりも、「の国」を付け加えることが多い気がしますが、正解はどうでしょうか。

 

ちなみに、「きせん」や「きいずみ」ではないのであしからず。

 

黄泉」の読み方のヒントはコレ!

「地下の水」という意味をもつ言葉です。

「〇〇」の2文字です。

 

黄泉」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「よみ」または「こうせん」です!

 

他にも「よみじ」と読むことがありますが、いずれも「あの世」を表す言葉です。

 

音読みとなる「こうせん」は、地下水脈や地下にある泉という意味もあり、そこから転じて「下にある国=死者の国」という由来もあるそうです。

 

でも、漢字がもつ表現って独特なものがありますよね。

「あの世」、「死者の国」、「黄泉」・・・。

どれも同じ意味をもつ言葉ですが、「黄泉」という表現にすると帰ってこれそうな、転生できそうな、そんな雰囲気がしてきますね!