今回は「奇しくも」「序に」「禿びる」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「奇しくも」
「奇しくも」の読み方をご存知でしょうか?
「きしくも」と読むのは間違いなので、気を付けましょう。
「奇」という字は「奇跡」「奇をてらう」など、「き」と読むことが多いため、間違えやすいといえます。
では「奇しくも」は何と読むか、あなたにはわかりますか?
「奇しくも」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 意味は「不思議なことに」「偶然にも」など
- 「奇しくも、彼と彼女は同じ病院で生まれました」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「奇しくも」の読み方!正解は!?
正解は「くしくも」です!
「奇」は音読みで「き」なので、間違えやすいですね。
間違えて「きしくも」と読んでいると、パソコンやスマホで変換しても出てこないので、困ってしまいますよ…
また「くしくも」と発音されることから「悔しい」や「苦しい」を連想して、意味を間違えている場合もあるようです。
例えば「先日の試合ではくしくも負けてしまった」のような使い方はしないので、注意しましょう。
2問目はこの漢字!「序に」
「序に」の読み方をご存知でしょうか?
「じょに」と読んでしまっては恥ずかしいですよ…
しょっちゅう見かける簡単な漢字も、難読漢字になることがよくあります。
「序に」も難読漢字の1つですね。
さて、あなたには読むことができますか?
「序に」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 何かをする時に、その機会を使って他のことも行う様を表す言葉です
- 「買い物に行く序に図書館で本を借りる」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみだくださいね。
「序に」の読み方!正解は!?
正解は「ついでに」です!
一般にはひらがなで表記するので、これが読めた方はかなりの漢字通だといえるでしょう。
「序」という漢字は「順番」や「定まった並び」といった意味を持つため、一連作業につなげて何かを行うことを「序に(ついでに)」といいます。
「コンビニへ行ったついでにジュースを買ってきて」や「掃除のついでに本棚を整理した」のように、よく使う言葉です。
便利な言葉ですが、目上の人に使うと失礼になる場合も。
たとえば「コンビニへ行った際にジュースを買ってきてください」のように、少し言い換えるといいかも知れませんね。
最後はこの漢字!「禿びる」
「禿びる」の読み方をご存知でしょうか?
当然ですが「はげびる」ではありません。
たった7画の簡単な漢字なのですが、読める人はかなり少ないかも?
さて、あなたには読むことができますか?
「禿びる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 「すり減る」「すり切れる」といった意味を持ちます
- 「鉛筆が禿びる」「消しゴムが禿びる」
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「禿びる」の読み方!正解は!?
正解は「ちびる」です!
通常は「禿げる(はげる)」という読み方で使われる漢字なので「ちびる」と読めた方はかなり少ないのではないでしょうか?
意味は、ヒントでも紹介したように、すり減ったり、すり切れたりすることです。
靴の底やタイヤなどがすり減る場合も「ちびる」といいます。
関東方面ではあまり使われない言葉のようで、関西で主に使われている言葉だといえます。
ちなみに、「おしっこをちびる」という場合の「ちびる」は意味が違うので、注意しましょう。