漢字読み講座

【輸る】【綿なる】【評う】難読漢字3選!あなたは読み方を知っていますか?

漢字クイズのお時間です。

今回出題するのは【輸る】【綿なる】【評う】の3つ。

すべてヒントとセットで出題しているので諦めずに考えてみてください!

最初の漢字は「輸る」

1問目はこちら。

「輸る」という漢字、読むことができますか?

「輸送」「輸入」などでよく目にする漢字ではありますが、読み方は「ゆる」ではありません。

ぱっと読むことができたらかなりの漢字マスターかも。

分からなかった方にはヒントをお出しするので、一緒に考えてみましょう。

「輸る」の読み方のヒントは?

難読漢字を読む際、漢字の読める部分を探して音から推測するパターンと、意味から推測するパターンがありますが、今回は後者です。

先ほど少し触れた「輸送」「輸入」、そしてそれに加えて「輸血」や「運輸」など。

共通する意味が見えてきませんか?

「運ぶ」だと思ったならあと少しです。

見当がつきましたか??

正解は…

正解は…

おくる

でした!

通常は「輸送」の「送」の漢字を使いますが、実は「輸」にもものをおくるという意味があったのです。

少し特殊な読みですが、これからこの漢字を見たときに思い出せるようになると漢字マスターへの道が近づくかもしれません。

2つめの漢字は「綿なる」

「綿なる」という漢字、読むことができますか?

「綿」という漢字は「わた」「めん」と読まれることが多いですが、「わたなる」でも「めんなる」でもありません。

ヒントをお出しするので、じっくり考えてみませんか?

「綿なる」の読み方のヒントは?

「綿」という漢字を使った言葉はたくさんありますが、今回ヒントとして取り上げるのは「連綿」という言葉。

長く絶えずつながることを意味し、「連綿と受け継がれてきた技術」のように使うのですが、この言葉の中での「綿」の意味を考えてみましょう。

それでは正解の発表です。

正解は…

正解は…

つらなる

でした!

連綿の「綿」は連なると意味を持っているんです。

日常生活においてはあまり使われることのない用法ですが、覚えておくと表現の幅が広がるかもしれませんね。

言葉は過去から現在、そして未来へと綿なるもの。

美しい言葉を後世にも残せると良いですね。

最後の漢字は「評う」

「評う」です!

「評価(ひょうか)」「評判(ひょうばん)」の「評」なので「ひょうう」と読みたくなってしまうかもしれませんが、これは漢字クイズ。

もちろんそんな一筋縄ではいきません。

この時点で読めたらかなりの腕前。

読めなくても大丈夫です。ヒントをお出しします!

「評う」の読み方のヒントは?

先に意味をお教えしましょう。

「評う」の意味は、「他者の非をあれこれと言い立て、論じる」というものです。

「放っておいてほしいのだが、彼は私の言動をすぐに評う」

このように使います。

わかりましたか…?

それでは正解の発表です。

正解は…

正解は…

あげつらう

でした!

最近、場所や料理、サービスなど何にでも評価がつくようになりました。

星の数やレビューを参考にする方も多いのではないでしょうか。

もちろんそれは悪いことではないのですが、あまり人の非を評うようなことはしない方が無難でしょう。

時には自分自身を客観的に見つめて冷静になってみるのも大切なのかもしれませんね。

 

3問の漢字クイズを出題しましたが、いきなり全問正解できる人の方が少ないと思います。

この機会を漢字学習のチャンスだと捉えて、次に目にした際に読めるようにしてみてくださいね。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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Atria
ことばと島がすきなWebライターです。 離島観光ブログ「はなれじまトラベル」を立ち上げている最中です。