「拘泥」という言葉は読み方も難しいですが、もっと難しいのはその意味です。
難読漢字というからには、読めればひとまず正解にはなりますが、本来、言葉というのは意味を知り使いこなしてこそ言葉と言えます。
え?そういうことに「拘泥」しすぎるのは良くないって?
いやいや、そこは「拘泥」したいところです。
「拘泥」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 「泥」の部分は「汚泥」と同じ読み方です。
ヒント③ 「拘」の部分は「拘束」と同じ読み方です。
「拘泥」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「こうでい」です!
「拘泥」とは、「必要以上にこだわること」や「諦めが悪いこと」です。
あまり日常的には使われない言葉なので耳にしたことはないかもしれませんが、例としては「小さいことに拘泥して、まわりが見えない」でしょうか。
でも、なぜこだわることが「泥」と関係しているんでしょうか。
それは、「泥」が「水気をもったネバネバした物質」ということに由来しています。
小さい頃、砂場で「泥だんご」を作った人も多いと思いますが、「泥」はお互いにくっつくもの。そこから転じて、お互いにくっつき離れない様子から、「対象相手をこだわる」意味を持つようになったんだとか。
今度、「泥」だんごを作るときは「泥」に「拘泥」してみましょう!