今日の難読漢字は
「御虎子」
「湯湯婆」
「紙縒」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「御虎子」!
いきなり大ヒント!
これは「虎」ではありません。
「虎子」といえば、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という諺がありますが、この意味は「リスクを覚悟しないと大きな成果は得られない」といったような意味があります。
ということは、「虎子」は「成果」のこと?と思ってしまいそうですが、これも残念ながら違います・・・。
ここは素直にヒントを見た方がいいですね!
「御虎子」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
昔の幼児はこれがないとトイレができません。
「御虎子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「おまる」です!
・・・まったく「虎の子」と関係ありませんでしたねwww
「御虎子」とは、いわゆる子ども用のトイレのことです。
現代の日本では水洗トイレが主流ですのでご存じない方も多いと思いますが、昔はアヒルの形をした「子ども用のトイレ」が普通に床などに置かれていました。
プラスチック製のものが多く、中はそのまま容器のようになっているので、用を足した後はお母さんがトイレに捨てに行く・・・、というかなり手間のかかる道具でした。
会社でふんぞり返ってるあの上司も、昔は「御虎子」を使っていたかも!?
次の難読漢字は「湯湯婆」!
お湯の「湯」が2つに、お婆さんの「婆」。
そのまま読めば「ゆゆば」や「ゆーゆーば」になりますが、みんな大好き国民的アニメの湯屋を舞台にしたあのキャラクターを想起してしまいますwww
でもこれは、「湯屋にいるお婆さん」でもなければ、温かい性格をした「お婆さん」でもありません。あ、もちろん「魔女」や「妖怪」でもありませんよ!
強いて言うなら、夜にこれがそっと置かれていた日は幸せな気持ちになるアレです!
「湯湯婆」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇」の4文字です。
昔は中に「お湯」を入れて使う暖房器具です。
「湯湯婆」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゆたんぽ」です!
「ゆたんぽ」といえば、布団の足元に忍ばせておくと寝る時に足が暖かくて幸せな気分になれる暖房器具のことですね!
字のごとく、昔は「お湯」を使ったものが主流で、ブリキなどで作った入れ物にほどよく温まった「お湯」を入れて使っていました。
そのため、早く寝ないとあっという間に冷えてしまうんですが、「婆」の字を使うあたりが憎いですね。
「母の優しさ」ではなく、「お婆ちゃんの温もり」のような暖かさということなんでしょうね!
最後の難読漢字は「紙縒」!
字のとおりに想像すると、「紙を縒る(よる)」なので、ねじねじするイメージでしょうか。
子どもの頃、画用紙や厚紙でクルクル丸めて剣みたいにして遊んでいる男の子たちがいましたが、あれって意外に固くて刺さると痛いんですよねwww
そんな「紙縒」ですが、正解はもう少し柔らかいイメージになります。
「紙をクルクルする」のは間違いありませんが、どこに刺すかがポイントですよ!
「紙縒」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇」の3文字です。
これを使うとクシャミが出しやすい!
「紙縒」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「こより」です!
そのまま漢字2文字で「紙縒」とも表記しますし、「紙縒り」と送り仮名がついても大丈夫です。
「紙縒」とは、ティッシュなどをくるくる丸めて棒状にして、細かい部分や鼻の中を掃除したり、芸人さんのように鼻の中をコショコショしてクシャミを出すときに使うものです。
本来は「縒る」という字のとおり、紙を使って「紐(ひも)」を作るときなどの言葉として使われていましたが、現在では「紙縒=ティッシュをクルクル=鼻の穴に突っ込む!」という図式が成り立っていますwww