今日の難読漢字は
「拐かす」
「擬き」
「諭す」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「拐かす」!
人知れずどこかに連れ去ってしまうことを「誘拐」といいますが、すごい恐いですよね。
ニュースでも必ず取り上げられる重大犯罪の一つで絶対にしてはいけないものの一つですが、今回の難読漢字は「拐かす」です。
「誘拐」の2文字目ということで、どちらかというと意味も同じようなものだと想像できますね。
あまり良い言葉ではないので読めなくても大丈夫ですが、漢字マスターとしては知っていたいところですね。
「拐かす」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇かす」の5文字です。
意味は「誘拐」そのものです。
「拐かす」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「かどわかす」です!
「拐す」とは、「人をだまし、または力ずくで他へ連れ去る」ということで、「誘拐」と意味は同じですね。
ただ、「誘拐」が「力づくでなんとしても連れ去る」という犯罪行為そのものなのに対し、「拐かす」には「言葉で篭絡(ろうらく)させて」というニュアンスが含まれています。
そのため、気になる女性に対して口説き落として、いわゆる「お持ち帰り」をしたときも「拐かす」を使ったりします。
でも、口説かれたとしても、この言葉が当てはまる以上、口説き落とした相手はあまりいい男とは言えませんね・・・。
次の難読漢字は「擬き」!
「擬き」という漢字はあまり見かけませんが、「疑う」は常用漢字としてよく使いますよね。
字も非常によく似ていますが、意外に「疑う」ことをすれば「擬き」を見破ることが可能かもしれません。
「擬態(ぎたい)」という行為が昆虫や動物の世界ではありますが、まさに「疑って」よく見れば分かるかも??
「擬き」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇き」の3字です。
意味は「擬態している様子」です。
「擬き」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「もどき」です!
「擬き」とは、「いみはばかること」や「嫌がること」などを表す言葉です。
「擬き」とは、「何かを真似している行為や様子」のことです。
自然界では昆虫などが葉っぱや枯葉に「擬態」しますが、いわゆる「ニセモノ」です。
あくまでそっくりに真似てはいますが、「似て非なるもの」。
もともとは、日本の芸能において「主役にからむ役」や「前に演じたものを滑稽にして演じ直す」ということに使われた言葉でもあります。
何でも最初は誰かの真似から始まりますが、それが「擬き」で終わらず、自分だけのスペシャルとして昇華させたいものですね!
最後の難読漢字は「諭す」!
「諭す」の漢字は、お札でも有名な「福沢諭吉」、古代中国の思想家の孔子とその弟子が記した「論語」、相手と意見をぶつけ合う「議論」など、どれも勉学に関係した深い意味がありますね。
普通に読んでしまうと「ろんす」になりますが、これは違います。
もっと人に分かりやすく「諭す」ように読んで欲しいものです!
「諭す」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇す」の3文字です。
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「諭す」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「さとす」です!
「諭す」とは、「自分よりも下の者や知らない人に対し、物事の道理をよくわかるように説明すること」です。
ただ説明するだけでなく、「論」理的に納得するようにする行為が「諭す」です。
分かりやすいイメージとしては、子どもがおもちゃ屋さんで駄々をこねて泣きわめいているときに、お母さんがあれこれ理由を話しておもちゃを買わないことを理解させるような感じでしょうか。
何でもそうですが、本人が心から納得しないと物事はうまく進まないもの。
人にも自分にも、「諭す」ように知見を広めていきましょう!