漢字読み講座

【今日の難読漢字5選】「翻車魚」 「獅子女」 「甘焦」 「公魚」 「刷毛」読めたら自慢できます!

今日の難読漢字は

「翻車魚」

「獅子女」

「甘焦」

「公魚」

「刷毛」

の5つです。

 

さて、なんと読むか分かりますか?

まず最初の難読漢字は「翻車魚」

翻車魚

この漢字が表す生き物をすぐに答えることはできるでしょうか?

あまり馴染みのない漢字の並びということもあり、すんなり読める人は少ないのではないでしょうか。

さっと読めたら自慢できる、そんな漢字です。

ぜひなんと読むか考えてみてください!

「翻車魚」の読み方のヒントは?

翻車魚 ヒント1
「翻車魚」には「魚」という漢字が含まれていますね。

そう、ご想像どおり「翻車魚」は魚の仲間です。

 

翻車魚 ヒント2

あたたかい海に生息している大きな魚で、なんと長さは2mにもなるそうです。

 

翻車魚 ヒント3

水族館でゆったり泳ぐ様子を見たことがある人も多いはずです。

 

翻車魚 ヒント4

実は食べたらおいしいらしいですが、ほとんどの人は食用にはしません。

 

翻車魚 ヒント5

「翻車魚」だけでなく「曼波魚」とも書くこともあるようです。

 

さて、この5つのヒントで「翻車魚」とは何かわかりましたでしょうか?

正解は…

正解は…

マンボウ

でした!

あまり漢字からは想像できない読み方でしたね。

ちなみに、日本では地方名で、ウオノタユウ(瀬戸内海)、ウキ、ウキギ、ウキキ(浮木)、バンガ(以上は東北地方)、マンザイラク(神奈川県)などと呼ばれているようです。

野生のマンボウはクラゲやイカを食べているそうです。

ちょっと意外だと思いませんか?

読みも食べるものも意外な「翻車魚」、ぜひ覚えてあげてくださいね!

次の難読漢字は「獅子女」

獅子女

この漢字、なんて読むかわかりますか?

「ししおんな」ではありません。

でも、この漢字の一つ一つが手がかりになっています。

想像力をはたらかせ、考えてみてください!

「獅子女」の読み方のヒントは?

通常、カタカナで表記されます。

もともとの読み方ではなく、当て字なので文字ごとの意味を捉えるのが正解への近道です。

さらに大ヒントです。

「獅子女」はエジプトに観光に行くなら絶対に外せない、巨大な像です。

砂漠に堂々とそびえるこの像は、教科書に載ることが多いです。

正解は…

それでは、答え合わせです。

正解は…

スフィンクス

でした!

かの有名な夏目漱石がスフィンクスを日本語に訳す際に、この漢字を使ったことが由来だそうです。

よくよく考えてみればスフィンクスは身体が獅子で顔が女性なので、とてもわかりやすいですね。

ただ、いきなり読めた方は少ないと思います。

この意外な読み方、ぜひ覚えて自慢してみてくださいね。

続いての難読漢字は「甘焦」

甘蕉

これ、なんて読むかわかりますか?

実は誰もが知っているあの果物なんです!

でも、あまりスーパーなどでこの表記が使われることはないので、この漢字を正しく読むことができる人は少ないかもしれません。

この漢字の読み方、あなたはわかりますか?

「甘蕉」の読み方のヒントは?

先ほど果物と言ってしまったのでその時点で気づいた方もいるかも知れませんが、もう少しだけヒントを。

この果物、栄養価が高く、健康食としてもよく取り上げられます。

一時期「朝甘蕉ダイエット」の影響でスーパーの店頭からこの果物が消えたこともありました。

甘くておいしい、「甘蕉」。

わかりましたか?

正解は…

正解は…

バナナ

でした!

バナナはバショウ科の植物なのですが、和名を「芭蕉」といいます。

甘い芭蕉で「甘蕉」。

バショウ科ということが分かっていればすごく分かりやすい漢字ですね。

ぜひその知識とともにこの読みを覚えて披露してみてくださいね。

次の難読漢字は「公魚」

「公魚という漢字。

あなたは読むことができますか?

もちろん「こうぎょ」ではありません。

さて、なんと読むでしょうか?

「公魚」の読み方のヒントは?

「公魚」には魚の文字が含まれていることから分かる通り、魚の仲間です。

小さめの魚なのですが、新鮮なまま天ぷらにするととってもおいしいです。

冬に凍った湖に穴をあけ、この魚を釣るのがレジャーとして人気です。

わかりましたか?

正解は…

それでは、正解の発表です。

正解は…

ワカサギ

でした!

想像どおりだったでしょうか?

江戸時代、ある藩が徳川家にワカサギを献上したところ、大変気に入ったそうです。

それから、ワカサギには将軍家を示す「公」という文字が含まれた「公魚」という字が当てられるようになったそうです。

将軍家が気に入った魚だと思うと、少し見え方が変わってきますね。

ぜひ次にワカサギを見かけた際には「公魚」という漢字とともにそんなエピソードを思い出してみてくださいね。

最後の難読漢字は「刷毛」

どちらも知っている漢字なのに、二字熟語になると突然読み方が難しくなる言葉があります。

「刷毛」

この二字熟語もその一つ。
「印刷」の「刷」に「毛根」の「毛」だから、「さつもう」?
いえいえ、違いますよ!

「刷毛」読み方のヒントは?

「刷毛」は、美術の授業などで絵を描いたり、何かを塗装したりするときに使います。

木やプラスチックなどでできた柄の先端に、毛がたくさん取り付けられていますね。
筆よりも幅が広く、バリエーションも豊か。

画材専門店だけではなく、百円ショップや文房具ショップでも見かける機会が多くありますよ。

もうおわかりですね?

「刷毛」の読み方、正解は……

「刷毛」の正解は……

「はけ」です!

刷毛の毛の部分には、かつては豚やヤギ、馬やヒツジの毛などがよく使われていました。
現在では、塗料がよく水で溶けるようになったことから、合成樹脂のものも増えているそうですよ。

ちなみに「刷」は「刷く(はく)」と仮名を送ります。
「ほうきではく」の「はく」も同じ「刷く」なので、覚えておいてくださいね。

まとめ

今日の5つの漢字はいかかがでしたか?

また漢字クイズに挑戦してみてくださいね!(^^)!

最後までお読みいただきありがとうございました!