冬になり寒くなるとなかなか寝付けない、あるいは何度も目が覚めてしまう。そんな冬場の睡眠質の低下の原因の一つが寒さです。
質の良い睡眠は日中の活力であり、睡眠の質が低下すると、元気がでない、何となくだるいなどといった不調に陥ってしまうことも…。
本記事では、冬を元気に乗り切るために睡眠環境を整えて安眠を目指す!おすすめ安眠法5選と、もしかすると睡眠質低下の原因になっているかもしれない、NG習慣についても合わせてご紹介します。
目次
冬の睡眠に不満を抱く人の割合
なかなか寝付けない、朝になってもスッキリしない。冬の睡眠に不安・不満を抱く人は少なくありません。
ある調査によると、60%以上もの人が、冬の睡眠について何らかの不満を抱いていることが分かっています。
冬は夏と比較すると日照時間が短く、夜間が長くなります。その分睡眠時間も長くなりやすいにも関わらず、寒さや乾燥等で睡眠の質そのものが低下するため、自身で環境を整える必要があります。
おすすめ安眠法5選
冬の睡眠に不安・不満を抱く方に試していただきたいおすすめ入眠法5選をご紹介します。
①眠る前にぬるめのお湯で入浴する
面倒だから、時間がないからなどの理由で入浴をシャワーで済ませていませんか?
眠る前に入浴して体を温めておくことは、寝付きの良さに繋がります。
ただし、その際の温度は36~40度のぬるめであることがポイント!15~20分間ゆっくりと入って日中の疲れを落とし、体を芯から温めましょう。
②布団の中を温めておく
布団に入ったときのヒンヤリした感覚にヒヤッとした経験は誰にでもあるはず。
冷たい寝具は体を冷やしてしまうため、湯たんぽや布団乾燥機などで布団の中を温めておくと、入眠しやすくなります。
③室内の湿度50%前後をキープする
冬場の室内は、思った以上に乾燥しています。エアコンなどの暖房器具を使用していると、より一層乾燥を引き起こします。
室内が乾燥していると、喉や鼻に痛みを感じて眠りにつきにくくなったり、途中で目が覚めたり…と不快感に繋がります。
加湿器を使って湿度を調整するほか、濡れマスクをしたり、濡らしたタオルなどを部屋に吊るしておくだけでも湿度キープできるのでお試しください。
④適度な運動
夜眠る前に軽くストレッチやラジオ体操をするなど適度な運動をすると、身体の筋肉を緊張をほぐして眠りにつきやすくなります。
起床後についても、積極的に体を動かすと体が温まり、速やかに活動モードに切り替えられます。
⑤着心地の良い衣類を身に着ける
質の良い睡眠のためには、身に着ける衣類も重要です。
寒いからといってトレーナーなどの重さのあるものを着用したり、肌触りの悪いパジャマを着るとリラックスできません。
保湿性や吸収性が高い素材で、着用していると気持ちが良いと感じるものを選びましょう。
良質な睡眠の大敵!?NG習慣
あなたの何気ない習慣が、睡眠にそって大敵である可能性もあります。
続いては、注意したいNG習慣についてみてみましょう。
眠る前の飲食
寒い冬には眠る前にお腹を満たしたくなったり、お酒で身体を温めたくなりますが、就寝直前の食事や寝酒は、内臓を活性化させ、脳を覚醒させてしまうため要注意!
飲食は就寝の3時間前には済ませておきましょう。
靴下を履いて寝ること
足先の冷えに悩まされている方も多いことから、靴下を履いて眠る方も多いのではないでしょうか。
でも実は、就寝時には靴下を履かない方が良いと言われています。
その理由は、靴下を履いて眠ることで、足元から発した熱がこもってしまい、深部体温が下がりにくくなり結果として睡眠の質が低下してしまうから。
どうしても靴下を履きたい場合には、密着したものではなく余裕のあるものを選びましょう。
寝る前スマホ
特に寒い冬には、早めに布団に入ってゆっくりネットサーフィンやゲームをする方も多いかもしれません。
でも、眠る直前までスマホやタブレットの画面を見ていると、端末から発せられる光で脳が覚醒し、睡眠障害を引き起こすので絶対にNG!
でも、入眠前にスマホを見ることで、眠りにくい、何度も目が覚める以外にも、日中ぼーっとしたり集中できないなどの活動も制限されることも…。
最低でも就寝30分前には画面を見ない方がよいことからも、スマホを寝室とは違う部屋に置いて寝るなど工夫しましょう。
まとめ
冬になると、寒さからなかなか眠れない、朝も起きられない…など睡眠トラブルが起こりがちです。
でも、睡眠環境を整え、習慣を見直すと快適な睡眠がとれるようになります。
寒い冬でも朝起きた瞬間に『スッキリした~‼』と感じることができれば、日中も元気よく過ごせるはずです。