今日の難読漢字は
「雨降」
「玉蜀黍」
「胝」
「素見」
「時化」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「雨降」
読んで字のごとし、「雨が振る」。
何かの天気用語にも思えますが、「うこう」ではありませんし、「あめふり」でもありません。
他の漢字での表記もよく使われますので、ヒントを見ながら考えていきましょう!
「雨降」は、いったい何と読むのでしょうか?
「雨降」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 他の漢字表記では「雨虎」とも書きます。
ヒント➁ 海にいる動物の名前です。
ヒント③ 姿形はなんとなく「ナマコ」に似ています。
「雨降」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「アメフラシ」です!
訓読みすれば、ほぼそのまま正解でしたね!
アメフラシは、地方によっては「ウミウシ」と呼ぶところもある、日本の海辺にもいる軟体動物の一種です。
アメフラシの名前の由来は、海水の中で紫色の体液を出し、それが「雨雲が広がるように見える」ことからだそうです。
また、産卵の時期が梅雨ということもあって、雨になると岩場に集まるから、という説もあるようで面白いですね。
ちなみに、2本の触覚のようなものがある姿から、海外では「海のウサギ」と呼ぶ国もあるんだとか。
「アメフラシ」よりも「シーラビット」の方が、せめて名前だけでも可愛いくできたので良かったのでは?と思うのは私だけでしょうか・・・。
2つ目の漢字は「玉蜀黍」
「玉」は、球体の意味や、宝石という意味があります。
「蜀」といえば、三国志で有名な、魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の「蜀」ですね。
ちなみに「黍」は、サトウキビの「黍(きび)」です。
3つの漢字のそれぞれの意味を考察してみましたが、何だかどの漢字も、まとまりがなくて余計分からなくなってしまいました・・・。
最後に「黍(きび)」が入っているから、何かの植物でしょうか?
「玉蜀黍」、あなたは読めますか?
「玉蜀黍」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは野菜の名前です。
ヒント② 世界三大穀物の一つです。
ヒント③ アメリカでは生産量が多く、「〇ー〇ベルト」と呼ばれる地域があるほど。
「玉蜀黍」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「とうもろこし」です!
英語名では「コーン」、世界三大穀物の一つでもあり、人類史上になくてはならない野菜でもありますね!
「黍(きび)」の字が入っていることからも分かるとおり、とうもろこしの英語名「コーン」は穀物全般の総称でも使われており、日本では「トウキビ」と呼ぶ地域もあります。
また、歴史的にみても古くから我々人類を支えてきた穀物でもあり、その証拠にスイートコーン、ベビーコーン、ピーターコーン、ピュアホワイト・・・などなど、数えきれないほどの品種があります。
さらに、そのまま食べるだけでなく、家畜のエサになったり、お菓子やお酒の原料として活躍するとうもろこし。コーンスープに代表されるように料理の材料としても一級品!
そんなスーパー野菜が「玉蜀黍」です。
3つ目の漢字は「胝」
一文字で「胝」と書くこの漢字、誰でも1回はできたことがあるものだと思います。
特に運動をよくする人だったり、小学生の手の平だったり、これができると職人としても一人前の証のような、そんなイメージもあります。
これは難問ですので、ヒントも参考にしながら考えてみましょう!
さぁ、「胝」は何と読むのでしょうか?
「胝」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 小学生のとき、鉄棒をずっとしていると手の平にできましたね。
ヒント➁ 「〇〇」の2文字です。
ヒント③ 用例は、「耳に〇〇ができる」などがあります。
「胝」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「たこ」です!
ヒントのところで、鉄棒を例として書きましたが、「胝」は物理的に圧迫を繰り返すことにより、皮膚の角質が増殖して肥厚・硬化する現象です。
似たような現象として、足の裏などにできる「魚の目(うおのめ)」と呼ばれるものがありますが、こちらは痛みを伴うもの。「胝」は痛みはなく、ただ硬くなった状態のことを指すそうです。
スポーツ選手や音楽家、職業的に何かを作っている人など、手や足などに「胝」ができている人は多いと思いますが、「胝」はその人の生き様を表す勲章なのかもしれませんね!
4つ目の漢字は「素見」
どちらの漢字も易しい「素」と「見」。
でも、何と読むのかはまた別の話・・・。
パッと見は、「すみ」、「すけん」「しろうとみ」などと勘ぐってしまいますが、どれもしっくりきませんね。
※「すけん」とも読めますが、今回は他の読み方です!
「素見」という漢字、あなたは読めますか?
「素見」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これをやると、お店の人や周りの人に嫌がられます。
ヒント② 一般的には簡単な他の漢字を使います。
ヒント③ 「〇〇〇し」の4文字です。
「素見」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひやかし」です!
「ひやかし」といえば、「冷やかし」が一般的ですよね。
もともとの語源としては、「遊郭において、見世の遊女を見て歩くだけで実際には遊ばないこと」から、「素通りして見る人」→「素見」となったようです。
このことから、現在でもショッピングなど、お店で買う気もないのに値段の交渉をしたりすることを指したりしますね。
他にも、相手をからかったり嘲笑(ちょうしょう)したりすることにも使われる言葉なので、あまり良いものではないですね。
ただ、私は「ウインドウショッピング」が大好きでいろんなお店を見るのが好きなんですが、意味からすれば、これって「素見」!?
5つ目の漢字は「時化」
この漢字は、構成している漢字はどちらも小学生で習うとても簡単なもの。
ですが、この2文字が合わさると難問になります・・・。
でも、「時が化ける」ってどういう状態なんでしょうか?
今回は漢字の読みとその意味についても触れていきましょう。
「時化」は何と読む??
「時化」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 漁師やベテランの釣り人であればこの状況に遭遇したことがあると思います。
ヒント➁ いわゆる「凪」とは対になるものです。
ヒント③ 「〇〇」の2文字です。
「時化」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しけ」です!
しけ?って何?と思われた方も多いのではないでしょうか?
確かに普段はあまり聞きなれない言葉ではありますが、時化(しけ)とは、強風や台風の前触れなど、化けたように悪天候で海上が荒れることを指します。
ヒントにも書きましたが、「時化」の対義語は「凪」ですね。
(「凪」は字のごとく、「風が止んで」水面が静かな状態です。)
ちなみに漁師や釣り人などは、これから時化の状態になることを「時化(しけ)ってきた」などど、動詞として使う場合もあるそうです。
このような悪天候が予想される「時化」のときは、海のレジャーは控えるようにしましょう。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!