睡眠に音楽が効果的だと聞いて、自分の好きなアーティストの音楽を聴きながら眠ろうとしていませんか?結論からいえば、その方法では逆効果です!
確かに自分の好きなアーティストの音楽はストレス解消に効果的。しかし、睡眠の観点からみれば眠りづらくなってしまうかもしれません。
そこで本記事では睡眠に音楽が効果的な理由とおすすめの音楽の種類を紹介!寝付けない夜に音楽を取り入れようと思っている方は、ぜひ本記事をお読みください。
睡眠に音楽が効果的な理由
睡眠に音楽が効果的な理由は、脳波が関係しています。脳波はイライラしているとき、通常の覚醒(かくせい)状態のとき、浅い睡眠のときなどそれぞれ違い、睡眠にはリラックスしている状態のときのα派が必要です。
リラックス状態で放出されるα派
そもそも睡眠に入るためには、身体をリラックス状態にしなければいけません。音楽はリラックス状態を作るのに効果的な手段です。そして、リラックス状態になっているときは、α(アルファ)派と呼ばれる脳波が放出されます。
α派がたくさん出る音楽ほど眠りにつきやすいといわれており、どんな音楽でもいいわけではありません。実際、睡眠用音楽の多くにはα派の記述がみられますよね。それらは、α派を放出しやすい音楽だとアピールしているからです。
眠りやすい音楽と眠れない音楽
前述したように、音楽であれば何でもいいわけではありません。睡眠に効果的な音楽を選ばないと、むしろ神経が興奮して眠れなくなる可能性もあります。睡眠に効果的な音楽とはα派が放出されやすいものです。以下でどのような音楽が効果的なのか、また、どのような音楽が眠れない音楽なのか紹介します。
眠りやすい音楽
眠りやすい音楽はα派が放出される音楽です。特徴をまとめると…。
- 歌詞のない音楽
- 自然の音
になります。
中でも川のせせらぎや雨音など、自然の音には歌詞も入っておらず、心地いいと感じる「1/fゆらぎ」効果があるのでおすすめです。「1/fゆらぎ」は一定のようで一定ではリズムをいいます。このリズムを私たちは心地いいと感じるのです。実は聴覚だけでなく視覚からも「1/fゆらぎ」は感じられます。代表的なものが炎の揺らめきです。
眠れない音楽
眠れない音楽は脳を覚醒させてしまう音楽です。例えば…。
- ハードな音楽
- 歌詞入り音楽
などが当てはまります。
ハードで激しい音楽や歌詞入りの音楽など、自分の好きな音楽は気分を高揚させ、ストレス発散に効果があるものの、睡眠に入ることを考えると不向きです。特に、歌詞入りの音楽はどんなバラードであっても脳が思考を開始してしまうため、眠りにつきづらくなります。
まとめ
睡眠の音楽を選ぶならα派に注目しましょう。特に自然音は動画サイトでも簡単に探せるのでおすすめです。