今日の難読漢字は
「矩形」
「尤物」
「不壊」
「遡上」
「蟹行」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
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1つ目の漢字は「矩形」
「矩形」という漢字の読み方をご存知でしょうか?
「形」という漢字は小学校で習うので、問題なく読めますね。
どうやら、形に関係した言葉のようです。
炬燵(こたつ)の「炬」に似ていますが「こけい」とは読みません。
どこかで見た覚えがあるこの漢字。一体なんと読むのでしょうか!?
「矩形」の読み方って?ヒントはこちら!
「矩形」は数学の図形の勉強で登場します。
4つの角が全て直角である四角形のことを、矩形と呼びますよ。
用例としては「テーブルには丸形と矩形があります」「のし餠を矩形に切りましょう」などと使われます。
「矩形」の読み方!正解は…?

正解は「くけい」です。
4つの角が全て直角なので「矩形」とは長方形のことになります。
ちなみに正方形も矩形の1つですが、一般的には長方形のみを指すようです。
使われることは少ないですが「さしがた」という読み方もあります。
意味は同じく長方形のことです。
「くけい」「さしがた」両方の読みを知っていた方は、かなりの漢字通…!?
2つ目の漢字は「尤物」
「尤物」という漢字は、一見とても簡単そうです。
「尤」の字はたったの4角ですし「物」は小学校中学年レベル。
しかし、読むのはなかなか難しい…
「尤」は、就職の就から部首の京を消した漢字ですね。
でも「シュウブツ」ではありませんよ。
いかがでしょう?あなたには読むことができますか?
「尤物」の読み方のヒントこちら
- 「尤」の字には「もっとも」「優れている」などの意味があります
- 「物」の読み方は、音読みの「ブツ」でOKです
- 読み方は「〇〇ブツ」の4文字になります
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「尤物」の読み方!正解は…!?

「尤物」の読み方は「ゆうぶつ」です!
- 同類の中で非常に優れたもの
- 美しい女性、美人
といった意味を持ちます。
ちなみに「尤」の字は人名用漢字に分類されているので、名前に使うことができますよ。
男の子なら、尤翔(ゆうと)尤星(ゆうしょう)など。
女の子なら、尤子(もとこ)などがあります。
また、一文字で「尤(ゆう)」と読ませれば、男女共に名前として使えます。
すばらしい尤物に育ってくれそうですね!
3つ目の漢字は「不壊」
「不壊」という漢字の読み方がわかりますか?
さらっと読むと「フカイ」と読んでしまいそうですが、もちろん違います。
さて、なんと読むのでしょうか…!?
「不壊」の読み方のヒントはこちら
- 「不」は普通に「フ」と読みます
- 答えは2文字です
- 「金剛不壊」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
以上の3つのヒントから「不壊」の読み方を考えてください。
「不壊」の読み方!正解は…?

正解は「フエ」です!
「不」の付く言葉には、不信、不備、不快、不死などがありますが、どれも不の後の言葉を打ち消す意味ですね。
不壊という言葉も同様に「堅固(けんご)で、壊れないこと」という意味になります。
ヒントに使った「金剛不壊(コンゴウフエ)」とは、仏教用語で「金剛(ダイヤモンド)のように堅い」という意味。
「金剛不壊の信念で、厳しい修行をやり遂げた」のように使います。
不壊だけでも十分堅いのに、金剛不壊ともなると、ゴジラが踏んでも壊れそうにないですね!
4つ目の漢字は「遡上」
「遡上」は何と読むか知っていますか?
「遡」は、「八朔(はっさく)」や「朔日(さくじつ)」に使う「朔(さく)」というという漢字に似ています。
そこで、つい「さくじょう」と読みそうになりますが、残念ながら不正解です。
「遡上」の読み方は?ヒントはこちら
「遡上」の意味は、急な流れに逆らって上っていくことです。
たとえば「鮭が川へ遡上していく」のように使ったり、津波が内陸へ上がっていく際の高さを「遡上高」と呼んだりします。
「遡上」の読み方の字数は「〇〇〇〇」の4文字です。
「遡上」の読み方!正解は…?

正解は「そじょう」です!
漢字を見てもなかなか読みづらいですが、読み方を聞くと、ピンときた人も多いかも知れません。
「遡」という漢字は「さかのぼる」「むかう」「さからう」などの意味を持ちます。
「遡」から始まる言葉には、過去までさかのぼるという意味の「遡及(そきゅう)」などもありますね。
「遡及(そきゅう)」は結構、耳にする言葉なのではないでしょうか?
「時間の流れに逆らって過去へさかのぼる」ことを「川の流れに逆らって上る」という意味に例えた言葉なのですね。
こうして考えると、漢字って深いなぁと思います。
これからも深面白い漢字を、どんどん紹介していきますね!
5つ目の漢字は「蟹行」
「蟹行」の読み方は、意外に難しいですね。
文字をパッと見た印象では、無数のカニがざわざわと行進している光景が目に浮かびます。
(あくまでも個人的な感想です)
さて、「蟹行」と書いて何と読むでしょうか?
もちろん「かにゆき」ではありません。
「蟹行」の読み方のヒントはこちら
- 読み方は4文字で「〇〇こう」と読みます。
- 同じ読み方の熟語に「蟹眼(〇〇がん)」という言葉もありますよ。
- 4文字熟語では「蟹行文字」という言葉もあります。
以上のヒントから考えてくださいね!
「蟹行」の読み方の正解は!?

正解は「かいこう」です。
蟹が這っていくことや、蟹のように横歩きすることを蟹行(かいこう)と呼びます。
ヒントに紹介した「蟹眼(かいがん)」は、蟹の眼に似た小さな泡がブクブクと立つ湯加減のことです。
また、「蟹行文字(かいおうもんじ)」は、欧米の横文字のことになります。
しかし現代では日本の文字も横に書くことが多くなり、半蟹行文字(?)になっていますね。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!