今日の難読漢字は
「陥れる」
「畏まる」
「狡い」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「陥れる」!
ある日突然、道路や地面が沈むことなどを「陥没」なんて言いますが、「陥」という漢字が日常で登場するのはこの言葉くらいですね。
あとは、家やマンションの建付けが悪いときに「欠陥住宅」なんて呼ばれたりしますが、それも「陥」という字が使われています。
「陥没」や「欠陥」は、どちらも良い意味ではなく、何かマイナスになっていることが共通しています。
ということは、「陥れる」もそういう方向で考えて良さそうですね!
「陥れる」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇れる」の6文字です。
同義語では、「罠にはめる」です。
「陥れる」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「おとしいれる」です!
「陥れる」とは、「相手を だまして、苦しい立場に追いやる」や「罠にかける」という意味がある、まさにマイナスを象徴した言葉です。
戦争用語として、「相手の根城を攻めて取る」ときにもこの言葉が使われますが、現代社会ではあまり使いませんね。
次の難読漢字は「畏まる」!
古代の神々に対する恐怖の念や、雲の上の存在の人に対して使う言葉に「畏怖(いふ)」というものがありますが、その「畏」に送り仮名がついたのが今回のテーマです。
昔の日本では、小さい子がトイレトレーニングをするものといえば「おまる」でしたが、「畏まる」は「いまる」とは読みません!
意味としては、「畏怖」に遠からず近からず、といったものなのであまりヒントにはなりませんが、「距離感」はヒントになりそうです。
さあ、「畏まる」はどのくらい「離れている」!?
「畏まる」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇まる」の5文字です。
正装が必要な場所、厳かな場所、目上の人の前ではこうしましょう。
「畏まる」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「かしこまる」です!
「畏まる」とは、「 身分の高い人」や「目上の人」に対して敬う気持ちをもって「慎む態度をとる」ことです。
結婚の挨拶の際、相手のご両親の家に行くときはスーツや清楚な恰好をすると思いますが(え?それは古いって??)、そういう場面を「畏まる」なんて言い方をしますね。
失礼のないように、普段の言動とは違って丁寧に接したり、正座をして座ったりするのも「畏まる」と表現します。
ビジネス言葉でも「恐れ入ります」という言葉があるように、そういった言動の一つ一つに奥ゆかしさがあるのが日本の良いところですね!
最後の難読漢字は「狡い」!
「狡」という漢字が使われる言葉といえば、「狡猾」しか思い浮かびません・・・。
そんな「狡猾」ですが、「ずる賢い」や「したたかに狙っている」というような意味がある言葉なので、「狡い」もそれがヒントになりそうです。
勘の良い方なら「狡猾」が「ずる賢い」という意味なら、「ずるい」では?と思ったかもしれません。
はい、なんと正解です!!
・・・答えを見る前に正解が出てしまいましたが、今回は難読漢字。
もう一つ、同じような意味で読み方が違うものを答えていただきましょう!
「狡い」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇い」の3文字です。
「ずるい」と同じ意味です。
「狡い」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「こすい」です!
「狡い」は、「ずるい」と同じ意味がある言葉ですが、「ぬけぬけと出し抜く」や「ずる賢い」、「けちけちしている」というニュアンスが強調されています。
関東では、日常的な会話ではあまり出てきませんが、関西のお笑い芸人さんなどは突っ込みで「こすいな~」と言っているのを聞いたことがあると思います。
わざわざ「ずるい」と読める言葉を「こすい」なんて読むなんて、ほんと「こっすいな~」!