今日の難読漢字は
「盡す」
「和やか」
「嘗める」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「盡す」!
はい、もういきなり読めません。
我儘を言わせてもらうと、辞典で調べたいくらい。そんな「我儘」の「儘」に似ているから「まます」?くらいしか思いつきません・・・。
あるいは、「臭い物に蓋をする」の「蓋」にも似ているから、「ふたす」??
ここまで手も足も出ない問題なら、もうヒントを見るしかありません!
「盡す」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇す」の3文字です。
これは「尽」と同じ意味を持ちます。
「盡す」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「つくす」です!
え?「つくす」って「尽くす」じゃないの?と思ったあなたは正解です!
「盡」という漢字は、「尽」の旧字体であり、人名に使われるときの漢字でもあります。
意味は「すべて使い果たす」「なくなる」というもので、「尽」と同じなので音読みにしても「じん」になります。
ここで面白いところは、旧字体で表しただけなのに「尽くす」⇒「盡くす」とはならずに、「盡す」と送り仮名の使い方が違うところなので、使うときは気をつけましょう!
次の難読漢字は「和やか」!
これは日常的にもよく使う言葉なので読めて当然の問題です!
パッと見で読めなかった人は、これを機にしっかり覚えちゃってください。
でも、そんな人は他の部分が秀でているでしょうから、殺伐とした雰囲気の中でも「和やか」にしてしまうんでしょうね!
「和やか」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇やか」の4文字です。
柔らかい、ふんわり、まったりといった意味があります。
「和やか」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なごやか」です!
「和やか」とは、「雰囲気がやわらかい」や「物腰がやわらかい」、「穏やか(おだやか)」といった良い意味で使われる言葉です。
対象は雰囲気全体を指すこともあれば、人に対しても使われる言葉で、
「〇〇さんって、いつも穏やかだよね」なんて言われた日には、顔は微笑んでいても内心嬉しくてウキウキしちゃう、そんな誉め言葉でもあります。
忙しい毎日でも、いつも心を穏やかに。
自然と「和やか」な雰囲気があなたを包んでくれますよ!
最後の難読漢字は「嘗める」!
一見すると、「ほめる」でしょ?簡単じゃん♪なんて思ってしまいますが、それは「誉める」と書くので違う漢字ですね・・・。
他に似ている漢字といえば、「掌(てのひら)」がありますが、「ひらめる」とは読めないのでこれも違うようです。
今回の「嘗める」は、日常的にあまり使われない漢字ですが、通常は他の漢字が使われており、言葉としてはよく使うもの。
ヒントを参考に、正解に辿りつきましょう!
「嘗める」の読み方のヒントはコレ!
「〇める」の3文字です。
美味しい食べ物を見ると、無意識にしてしまう行為です。
「嘗める」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なめる」です!
あれ?「なめる」って「舐める」じゃないの?と思いますが、どちらも正解です。
「嘗める」は、誰もが知っている「下で味見をする行為」の他にも、「辛いことを体験する」ときにも使われる言葉です。「辛酸を嘗める」なんて言いますよね!
美味しいものを味見するのも「嘗める」ですし、辛いことも「嘗める」、さらには人を見下すときにも「嘗める」で、意外にも使いどころがたくさんの「嘗める」。
これはもう、この漢字を上から下から「嘗める」ように見るしかないっ!