今日の難読漢字は
「橄欖」
「椚」
「桃花鳥」
「独活」
「車前草」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「橄欖」
「橄欖」
外来語を漢字にした熟語って難しいですよね。硝子(ガラス)は、ギリギリ常識の範囲内ですが、風琴(オルガン)や瓦斯(ガス)など日常的に知っているものでもかなり難しい字になってしまいます。
橄欖も、そんな外来語を漢字にしたら難しくなってしまった!というパターンです。
「かんらん」と読むこともできます。実は、「かんらん」でも正解で、ちゃんとカンランという植物もあります。
読み方は、とある植物の名前です。実物を目にすることは少ないですが、この植物の実が使われている加工品は日常的によく目にしますし、ある製品は料理で大活躍しています。
何と読むのでしょうか?
「橄欖」の読み方のヒントはコレ!
ヒント1:実物はめったに見ないが、誰でも知っている植物
ヒント2:オイルといえば……な植物
「橄欖」の読み方のヒントとして、「実物はめったに見ないが、誰でも知っている植物」です。感覚的にはアボカドとかと同じ感じです。アボカドの木を見ることはないですが、誰でも知っている植物ですよね?
さらに、「オイルといえば……な植物」は大ヒント!
さて、正解は……?
「橄欖」の読み方!正解は…?
「橄欖」の読み方、正解は……
「オリーブ」です!
オイルと言えば、オリーブオイルですね!
ちなみに、オリーブとカンランは生物学的には違うため、オリーブを「洋橄欖」と書いて区別することもあります。
2つ目の漢字は「椚」
木へんに「門」と書く漢字1文字の「椚」。
成り立ちはとてもシンプルで、いかにも「木製の門のようなもの」を表している感じがしますね。
でも、門や扉などのように木を使って作った何かではありません。
「もん」と「き」で「モンキー」な漢字、いったい何と読む??
「椚」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 樹液も出て、カブトムシが集まります!
ヒント➁ 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント③ この木から落ちるのは「ドングリ」です。
「椚」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「クヌギ」です!
「クヌギ」といえば、いわゆる森や山に自生している「ザ・木」。
一般的に誰もが思う雑木林を形成している代表的な木でもあり、男の子にとってはカブトムシやクワガタを捕ることができる、ありがたい存在ですね!
また、「クヌギ」といえばやっぱり「ドングリ」。
このドングリも、小動物のエサになるだけでなく、子どもたちは見つけたら絶対拾ってしまう魅力を秘めた「ザ・木の実」でもありますね。
子どもにも小動物にも昆虫にも愛される、それが「椚」です!
3つ目の漢字は「桃花鳥」
これは、最後の文字が鳥であることから、鳥であることは間違いないようです。
でも、「桃の花と鳥」っていったい何でしょうか。桃の季節に飛来する鳥とか、桃の花のような色や形をもつ鳥?とも予想できて、迷ってしまいますね。
でも、残念ながらこの鳥を普段見ることはないはずですので、正解にたどり着くのは難しいかもしれません・・・。
ここはヒントを参考に考えてみましょう!
「桃花鳥」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはカタカナで「〇〇」です。
ヒント➁ 昔は「ツキ」とも呼ばれていた鳥です。
ヒント③ 特別天然記念物の貴重な鳥です。
「桃花鳥」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「トキ」です!
「トキ」といえば、誰もが絶滅寸前の特別天然記念物となっている鳥、という認識があるでしょう。
一時期、世界中でもわずか数羽になるまで減少してしまった「トキ」。
もちろんレッドリストにも掲載され、絶滅してしまうまであとわずか、という危機的な状況にまでなりましたが、現在では、日本や中国が保護・人工繁殖した結果、なんとか個体数を増やすことに成功しています。
といっても、まだ両国あわせても数千羽程度しかおらず、まだまだ保護していかなければならない鳥であることに変わりはありません。
「トキ」に限らず、地球上の動物がこれ以上絶滅しないように、一歩一歩、できることから始めていきましょう!
4つ目の漢字は「独活」
この漢字をそれぞれ読むと、やっぱり「独りの生活」としか読めないんですが、そのまま「どっかつ」とは読みません。
悠々自適な独身の生活というのもいいですが、これはもっと他の言葉になります。
もう少しヒントを言えば、むしろ人ではありません。
さあ、この「独りの生活」を楽しんでいるのは誰か、正解をみてみましょう!
「独活」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは植物の名前です。
ヒント➁ お笑い芸人さんの名前にもなっています。
ヒント③ 「ウ〇」の2文字です。
「独活」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ウド」です!
「ウド」とは、お笑い芸人さんでもいらっしゃいますが、これは「ウコギ科タラノキ属」という種類の草になります。
「ウド」は森林などに自生している野草になり、「ウドの大木」」なんていう言葉があるくらいで、大きいものは2m近くにもなる、草とは形容しがたい姿形をしています。
そんな大型の「ウド」ですが、若い葉や茎は食用にすることもでき、香りが強い山菜の一つとして好む方も多いです。
ただし、食物アレルギーも報告されていますので、食べる際はご注意を!
5つ目の漢字は「車前草」
漢字はとても簡単なもので「車前草」。
そのまま音読みにして「しゃぜんそう」と読み、意外にも道端にも見つけることができる草なんです。
といっても、あまり「しゃぜんそう」という名称は聞いたことがありませんよね?
今回はもっと馴染みのあるあの呼び名を当てて欲しいところです。
さあ、ヒントも参考に一緒に考えていきましょう!
「車前草」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇コ」の4文字です。
ヒント➁ 生薬としても重宝されています。
ヒント③ 「かえるば」や「おんばこ」などとも呼ばれています。
「車前草」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「おおばこ」です!
ところで、「おおばこ」って皆さんご存じですか?
「おおばこ」って聞いたことはあるけど意識してその草を見たことがある人は少ないと思います。それもそのはず、本当に道端に自生している草で、平たく言ってしまうと「雑草」レベルの草なんです・・・。
でも、この「おおばこ」は、人や動物に踏まれたくらいではびくともせず、とても強い草としても有名です。
その他にも、昔から若葉は食用として、葉や種は胃薬や咳止めに使われるなど生薬としても利用できるすごい草なんですよ!
外に出た時は、足元で元気に咲いている「車前草」を見つけてみてください!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!