今日の難読漢字は
「海雲」
「蚕豆」
「水団」
「石竜子」
「狒々」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「海雲」
ずばり、「海に浮かんだ雲」ですので「かいうん」、はい正解です!
「海雲」は、青い海と白い雲の様子を表した言葉で、このコントラストはとても綺麗でカモメが気持ちよく飛んでいる姿まで容易に想像できますね。
でも、今回は「かいうん」以外の読み方に挑戦してみてください。
強いてヒントを言うならば、「海に浮かんだ雲」から連想する「ふわふわ」が共通でしょうか・・・。
さあ、「かいうん」以外の「海雲」、あなたは読めますか!?
「海雲」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは食べ物です。
ヒント➁ イメージは海苔に近いヌルヌルしたものです。
ヒント③ 酢につけて食べるのが一般的です。
「海雲」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「もずく」です!
「もずく」と言えば、誰もが食酢で和えた「もずく酢」を思い浮かべると思いますが、ずばりそのまま海藻ですね。
「もずく」は、普段食べるときには酢で和えられて食べやすい長さに切られていますが、海に自生しているときは数十cmにもなり、色も黒というより褐色に近い色をしています。
ちなみに、「もずく酢」は美容や健康にも良いとされている一般的な食べ方ですが、沖縄の方では、天ぷらの具としても利用されているんですよ!
沖縄旅行に行った際はぜひお試しあれ!
2つ目の漢字は「蚕豆」
絹を作るときには「蚕(かいこ)」の繭(まゆ)が必要になりますが、その「蚕」と「豆」が組み合わさったら何の豆になるんでしょうか?
「蚕」の文字が使われている以上、形や色など何かに関係しているとは思いますが、虫の名前と組み合わさると、少し抵抗を持ってしまうのは私だけでしょうか・・・。
でも、この「豆」は最高に美味しいので、ぜひ正解に辿りついてくださいね!
「蚕豆」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① イメージは、エンドウ豆や枝豆の大きいやつです。
ヒント➁ 「〇〇まめ」の4文字です。
ヒント③ 「おたふく豆」や「はじき豆」などの別名もあります。
「蚕豆」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そらまめ」です!
「そらまめ」と言えば、一粒一粒が大きくて味がしっかりした、塩茹でにすると最高のおつまみになる豆ですよね!
でも、うっかり居酒屋で何個も注文してしまうと、お会計のときに酔いも醒めるほど高いことにびっくり・・・。
そんな「そらまめ」ですが、他にも「おたふくまめ」「一寸豆」「いかり豆」など数多くの呼び方があります。
また、漢字で「蚕豆」と書くのは、「そらまめ」のさやの形が蚕に似ていることや、蚕が繭を作る時期に美味しく収穫できる、といったことが由来となっているようです。
たまには贅沢に、今夜の晩酌のお供は「蚕豆」の塩ゆでに決まりですね!
3つ目の漢字は「水団」
2つの漢字はどちらもとても簡単で、「水」と「団」の「水団」です。
「団」は、団体、団子など「固まる」という意味がありますので、「水が固まった何か」と予想できますが、どうでしょうか?
そのまま音読みにすると「すいだん」。
実は、これが近からず遠からずの読み方なんですが、正しい読み方はいったい何でしょうか?
「水団」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 食べ物がないときなど、この料理は重宝します。
ヒント➁ 味はかなり淡泊で、シンプルイズベストな食べ物です。
ヒント③ 「〇〇とん」と読みます。
「水団」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すいとん」です!
「すいとん」って何?と思った方は、かなり恵まれている最近の若者とお見受けします。
「すいとん」とは、小麦粉を練って茹でただけの料理のことをいい、一般的には家に具材が何もないとき、今月は家計が厳しいとき・・・に活躍する料理です。
歴史をたどると、室町時代にはすでに存在していたようで、江戸時代前後には庶民の味として定着し、関東大震災などの食糧難の時代に大活躍したとも言われています。
そんな「水団」ですが、現在では一緒に野菜やお肉、出汁なども工夫され、一つの鍋料理として、また、各地方のカラーを出した郷土料理として親しまれるようになりました。
あの飽きのこないシンプルな味わいが何とも言えない「水団」、ぜひご賞味あれ!
4つ目の漢字は「石竜子」
一見すると、歌手にでもいそうな「石竜子」さんに見えるこの漢字、もちろん人の名前ではありません。
今回は、音読みではなく漢字の意味から考えた方が正解に近づける問題となっていますが、何だか分かりますか?
ヒントは「竜」と「子」の部分で、「石」はあまり着目しない方が良いかもしれませんよ!
「石竜子」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① その姿はまさに小さい竜!
ヒント➁ 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント③ 尻尾が切れても生えてきます。
「石竜子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「トカゲ」です!
「トカゲ」は、まさに小さいドラゴンと言っても過言ではないくらい、現代に生きる「小さい恐竜」ですね。
この「トカゲ」とは、トカゲ亜目に属する爬虫類全般を指す言葉なので、同じ「トカゲ」といっても「コモドドラゴン(コモドトカゲ)」のような4mを超すようなまさに恐竜のものから、「ミクロヒメカメレオン」のような3cmほどの体長のものまで、多岐に渡ります。
また、「トカゲ」は毒がないものも多く、生態も人間にとっては害がない種類のものが多いので、ペットとしても人気が高いのも特徴ですね。
でも、個人的に爬虫類が家の中にいるのって、ちょっと無理かも・・・。
5つ目の漢字は「狒々」
これはお湯が沸騰するの「沸く」に似ていますが、部首はケモノへんになっていますね。
この漢字は漢字検定1級のため、まず普段目にしないことでしょう。
しかもそれが二つ重なって「狒々」。
冒頭のとおり「沸く」であれば、「ワクワク」と何だか楽しい感じがしてきそうなものですが、正解はどうでしょうか?
「狒々」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは動物というか妖怪の名前です。
ヒント➁ 「費用」の「費」に似ている漢字だから・・・。
ヒント③ 「マント〇〇」の〇〇の部分はこれ!
「狒々」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ヒヒ」です!
「狒々」とは、日本に伝わる妖怪のこと。
猿のようなゴリラのような容姿をしており、人間を見ると大笑いする妖怪であることから、その笑い声にちなんで「ヒヒ」と名づけられたそうです。
また、もともとは中国の妖怪であり、その体長は3mを超える大型の猿のような姿で、人間とも会話できる知能があり、人間をも喰らうという、恐ろしい化け物のようです。
北国や欧米では雪男やスノーマン、中国や日本では「狒々」など、大きい猿人のような怪物はどこにでもいるのが興味深いですね。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!