今日の難読漢字は
「茗荷」
「克己心」
「鼎談」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「茗荷」!
「茗荷」
ヒントは「食べ物」!
独特の風味が特徴の、シャキシャキとした食べ物です!
素麺や冷奴に添えられていることも…
さて、読めるでしょうか?
「茗荷」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「みょうが」
です!
「茗荷」はショウガ科ショウガ属の植物で、
独特の香りが爽やかな薬味として知られています。
素麺や冷奴、お刺身の薬味としておなじみですよね。
天ぷらや味噌汁の具材としてメインの食材になることも。
普段はひらがなで書かれることがほとんどなので、
漢字で書かれているとちょっと見慣れないですよね。
しかも「荷」の方は「に」や「か」と読むことはあっても、
単体で「が」と読むことはありません。
これは「連濁(れんだく)」という現象で、
2つの言葉が連結して1つの言葉ができたとき、
読みやすいように後ろの言葉が濁音に変化するというもの。
手紙(て-かみ→てがみ)や鼻血(はな-ち→はなぢ)などが代表的。
「株式会社」の「会社」も「がいしゃ」と変化していますね。
覚えてしまえば簡単な「茗荷」の読み方。
ぜひ覚えて、これからは自信を持って読んでくださいね!
次の難読漢字は「克己心」!
「克己心」
この言葉は、座右の銘や目標を伝える時に使われます。
「克己心の強い人間になる」
「克己心を持って精進する」
のような使い方が一般的です。
さて、読めるでしょうか?
ちなみに「かっこしん」は間違いです!
「愚弄」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「こっきしん」
です!
「克己心」は
「自分の欲望や誘惑に打ち勝ち、目標達成に向かって邁進する心」
という意味です。
「自分の心に打ち勝つ強さを持つ」という意味を含んでいるので、
スポーツ選手が座右の銘にしていたり、
ビジネスの場面でもスピーチの際によく聞く言葉です。
また「克己心を養いなさい」などと、
叱咤激励の言葉としても使われます。
類語には「自制心」という言葉があります。
克己心は自分の強い意志を貫くという意味が強く、
自制心は自分の気持ちや感情を抑えるという意味が強いため、
細かなニュアンスで使い分けられると◎
目標を言う時でも、部下や後輩に激励の言葉として伝える時でも、
「かっこしん」なんて読んでしまったら赤面もの!
しっかり読み方を覚えて、ぜひ使ってみてくださいね!
最後の難読漢字は「鼎談」!
「鼎談」
「鼎」この文字が謎ですよね!
「県」の文字をくっつけたような…
ちなみに「けん」ではありません!
実はこの漢字、漢字検定の準一級に相当する文字!
読めたら本当にすごい漢字です!
さて、読めるでしょうか?
「鼎談」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ていだん」
です!
「鼎談」は
「3人が卓を囲んで話し合うこと、3人で会談すること」
という意味です。
ビジネス誌や経済紙などで
「経済界の重鎮が鼎談」「有識者の鼎談が行われた」
のような文章で見かけますね。
この言葉の大事なところは「3人での会談」という部分。
「鼎」が「円形で3本足の器」のことを表しているので
3人での会談のことを「鼎談」というようになったんです。
ちなみに2人の会談だと「対談」、
大勢の会談だと「座談」や「懇談」が使われます。
すべて「会談」の言葉に集約できるのですが、
人数によってしっかりと使い分けができると
ちょっと鼻が高いですよね。
なかなか耳慣れない言葉かもしれませんが、
社会人であれば目にする頻度の高い言葉でもあります。
もし全問正解できた方は自信を持って◎
読めなかった方もぜひ覚えてくださいね!