今日の難読漢字は
「団い」
「兵」
「下戸」
「相殺」
「辟易」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「団い」
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら。
「団い」という漢字、読むことができますか?
「団子(だんご)」や「団地(だんち)」の「団」ですが、「だんい」とは読みません。
ヒントもお出しするので、少し頭を柔らかくほぐして考えてみてください!
「団い」の読み方のヒントは?
先ほど「団子」とは読みが違うと書きましたが、実は「団」という漢字の意味そのものは非常に似ています。
「団子」と聞くとまずどのようなものをイメージするでしょうか。
三色団子でしょうか、それともみたらし団子でしょうか。
どのような団子でもおそらく答えにたどり着けます。
団子といえば、その形です。
それをヒントに「団い」、読むことができるでしょうか?
正解は…
正解は…
まるい
でした!
団子は米粉などを練ってそれを「丸めて」作ります。
皆さんがイメージした団子も丸かったのではないでしょうか。
そう、「団」には「丸」という漢字と同様の意味があるのです。
これから団子を食べる際には、ぜひこの読みにも思いを馳せてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「兵」
漢字クイズのお時間です。
それでは早速。
「兵」という漢字、読むことができますか?
普通に読むと「へい」ですよね。
もちろん正解です。
ただし、これが漢字クイズだということを忘れてはいけません。
今回はこの「兵」1文字を4文字の読みで読んでいただきます。
あなたは分かりますか?
「兵」の読み方のヒントは?
少し難しい読みではありますが、この読みは必ず聞いたことがあるはず。
意味はさまざまですが、「兵士」のことを指すことが多いです。
また、松尾芭蕉が詠んだ有名な句に「夏草や兵どもが夢の跡」というものがあります。
この句をなんとなく覚えている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、「強者」という漢字表記もあります。
分かりましたか…?
正解は…
正解は…
つわもの
でした!
現在では兵士のことを「つわもの」と呼ぶことはほとんどないでしょう。
その代わり「強者」の表記で、ある分野や方面で非常に優れている人のことを指すことは日常会話の中でもあります。
たまにはこちらの表記も思い出してみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「下戸」
これは日常生活でも度々見たり聞いたりする言葉ですので、読める人も多いのではないでしょうか?
「下」と「戸」で組み合わさったこの漢字は、意味としては「下にある戸」。「戸」は扉のことですので、地下に続く入口のような気もしますね。
実は、この言葉の意味の由来には諸説あって、そのうちの一つは「扉」や「入口」」にも関係するものなんですが、あなたは分かりますか?
今回は読み方だけでなく、意味や漢字の由来についてもご紹介します!
「下戸」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇」の2文字です。
ヒント➁ お酒を飲めない人のことを指す言葉です。
ヒント③ カエルの鳴き声といえば?
「下戸」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「げこ」です!
「下戸」とは、お酒を飲めない人または苦手な人のことを指す言葉です。
冒頭でも紹介したとおり、この「下戸」の言葉の由来は諸説ありますが、扉に関係するものでは、古来中国から発祥したものがあります。
秦の始皇帝の時代といえば万里の長城ですが、この長城には山の上にある入口「上戸」と、麓の平野にある入口「下戸」があり、上戸は寒さが厳しいことから兵士には酒が配給され、「下戸」には疲労回復のための甘い食べ物が配給されたことにちなんだ説です。
ここから転じて、「下戸」にいる兵士には酒が配られない=酒が飲めないとなったそうですよ!
じゃあ、「中戸」があったら何が配られていたのか気になりますね・・・。
4つ目の漢字は「相殺」
「相殺」。明らかに怖い単語・・・。
漢字は簡単ですし、言葉としてよく耳にしますね。
でも、いざクイズ番組のようにいきなり正しい読み方は?と言われると迷ってしまう人もいるのではないでしょうか?
さらに、その意味も答えるとなると、一気に難易度が上がります。
「あいさつ」、「そうさい」、「そうさつ」・・・。
あれ?どれが正解だっけ?とならないためにも、この場で正しい読み方を覚えてしまいましょう!
「相殺」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「相」は「そう」と読みます。
ヒント➁ 読み方は2つありますが、それぞれ意味が違います。
ヒント③ どちらも、「そう〇〇」の4文字です。
「相殺」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そうさい」または「そうさつ」です!
今回は分かった方も多いのではないでしょうか。
また、一般的に「そうさい」の方を覚えていて、「そうさつ」の方は間違った読み方と覚えている人もいたのではないでしょうか?
どちらの読み方も正しいものですが、この2つは正確には意味が違います。
「そうさい」は、2つ以上のものや出来事の力、あるいは要素が拮抗していて、「お互いに差し引き」されてしまう様子のことです。
または、お金の貸し借りにおいて、一定の条件の下、解消するといった意味合いでも使われますね。
もう一つの「そうさつ」は、そのまま漢字のとおり「互いに殺し合う」です。
なんだかあまり使いたくない言葉ですね。
世間一般に、広く「そうさい」の方が覚えられているのは、その意味から来ているのかもしれませんね。
5つ目の漢字は「辟易」
何となく、意味は分からないけど読める漢字ってありますよね?
また、いざ聞かれたら間違っていた・・・、そんな読めそうで読めない漢字って多いですが、今回の「辟易」もその一つ。
「辟」は、漢字検定1級の難しい漢字であり、この漢字のもつ意味まで知っている人は少ないと思います。
「辟」とは、「さける」「しりごみする」「罪」のような意味を持つ漢字で、音読みは「へき」「ひ」と読みます。
さあ、ここまでヒントが出てしまったら、そのまま正解に突き進んでしまいましょう!
「辟易」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 意味は複数ありますが、「うんざりする」が良く使われます。
ヒント➁ 「〇〇〇き」の4文字です。
「辟易」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「へきえき」です!
「辟」が持つ意味のとおり、「ひどく迷惑してうんざりする」または、「嫌気がさす」ことを表します。
また、相手の力に圧倒されて「しりごみする」ことも表します。
用例として、「辟易する」と「辟易とする」の2つを見かけることがありますが、正しいのは「辟易する」ですので、この場で覚えてしまいましょう!
常に前向きに行動して、「辟易」しないようにしてくださいね!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!