漢字読み講座

【「郭」は「かく」と読むから「かくこう」?】「郭公」という漢字、あなたは読めますか?

城郭、遊郭、輪郭など、「郭」という字は「建物」や「かこい」、「アウトライン」といったような意味がありますね。

 

「公」は「おおやけ」や「こう」と読み、「政府やお役所」や「私物ではないもの」という意味があります。

 

ここまでを踏まえると、公務員宿舎や公共施設のようなイメージが沸いてきますね!

 

読み方としては「かくこう」が無難なところですが、どうでしょうか?

 

今回の難読漢字は、意味からではなく「音読みの響き」で充てた漢字になりますので、「郭」の字に着目していると正解できないので注意してくださいね!

 

「郭公」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これは「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント② 森や林の中で、特徴のある鳴き声が聞こえたらこの鳥!

ヒント③ 最初の文字は「か」です。

 

「郭公」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「カッコウ」です!

 

「カッコウ」を「郭公」と書くのは、そのまま音読みの漢字を充てただけで深い意味はない、と感じてしまいますね・・・。

 

でも、それもそのはず、この鳥の特徴といえば「カッコー」と聞こえる独特の鳴き声で、「音」そのものがこの鳥のアイデンティティだから、音読みで充てることも不思議ではありません。

 

また、「郭公」の特徴といえば、鳴き声の他にも「他の鳥の巣に卵を産む」ことが挙げられます。

そのため、本来の巣の親鳥は自分の子供とは知らずに育てるため、人間でいえば完全なる「育児放棄」ですwww

 

・・・こんなことされたら、変わった声で鳴きたくなるのも頷けます。