漢字読み講座

【今日の難読漢字】「胡頽子」「大角豆」「茘枝」。「胡頽子」は子供が大好きなあのお菓子と同じ読み方!

今日の難読漢字は

「胡頽子」

「大角豆」

「茘枝」

の3つです。

 

さあ、何と読む?

 

まず最初の難読漢字は「胡頽子」!

何が難しいって、2文字目の漢字も読めないし、音読みもできない、漢字の部首などから想像することもできない、本当にお手上げ状態です。

 

また、仮に正解が分かっても文字数と合っていないし、さらにそれが何なのか知っている人も少ないであろう、まさに三拍子揃った最強の難読漢字!!

 

ちなみに、2文字目の「頽」は、「こわれ落ちる、おとろえる」といった意味を持つ漢字検定1級のもの。

音読みで「たい」、訓読みで「くずれる」と読みますが、これが分かったところで正解には一歩も近づいていないという・・・www

 

「胡頽子」の読み方のヒントはコレ!

 「〇〇」の2文字です。

最初の文字は「ぐ」です。

 

「胡頽子」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ぐみ」です!

 

え?「ぐみ」ってあのお菓子の「グミ」のこと??

と思ってしまうのは私だけではないはず。

 

「胡頽子」とは、グミ科グミ属の「植物」のことです。

「ひぐみ」とも読んだりしますが、日本にも15種類ほど確認されていますが、主に園芸用の植物になります。

 

落葉または常緑の低木で、大きくても高さは2mほど。褐色や銀の星状毛がついた葉っぱがついているのも特徴です。

 

今度、観葉植物やガーデニングのお店に行ったら探してみましょう!

 

次の難読漢字は「大角豆」!

一瞬、「大豆(だいず)」にも見える「大角豆」ですが、「だいず」+「角」で「だいかくず」とは読みません!

 

「豆」という字が使われていますので、食べ物か植物の言葉であると想像できます。

 

読み方としては、「だいず」とはまったく異なる特殊な読み方をしますので、次のヒントを見ながら、一緒に考えていきましょう!

 

「大角豆」の読み方のヒントはコレ!

「〇〇げ」の3文字です。

テンションが高いのは「アゲアゲ」、低いのは?

 

「大角豆」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ささげ」です!

 

「大角豆」とは、「ささげ属の植物」の総称です。もちろん、「豆」がついている以上、「豆」が生る植物で、つる性があるものと無い種類があります。

 

主に温暖な地方で栽培されており、日本ではあまり馴染みがありませんが、南米ではお正月料理の一つとして、今でも食されている植物でもあります。

 

調理方法は、加熱したササゲを細かく切ったニンニクをビネグレットソースに加え、豚肉やお米などと一緒に煮れば「テキサスキャビア」の完成です。

 

繁栄と幸運を呼ぶ食べ物ということなので、南米旅行の際にはぜひ食してみましょう!

 

最後の難読漢字は「茘枝」!

「草かんむり」に「刀」を3つ書く「茘」は、音読みで「れい」や「り」、訓読みでは「おおにら」と読む、アヤメ科の多年草のことです。

 

ということは、「その草の枝」となる訳で、植物であることは確かなようです。

 

今回の漢字が示すものはあまりメジャーではないですが、その「実」は給食でも出るので子供でも食べたことがあるものになります!

 

前半部分のヒントだけで何とか正解はできますが、それでも分からない人は次のヒントも確認してみましょう。

 

「茘枝」の読み方のヒントはコレ!

「〇〇〇」の3文字です。

この実は「ライチ」です。

 

「茘枝」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「れいし」です!

 

「茘枝」は、「ライチ」の実が生る樹のことです。

 

常緑高木で黄緑色の花を咲かせるのが特徴で、夏頃になるとライチの実が熟してきます。

 

上品な甘さと香りから、原産国の中国では古代から重宝されてきました。

保存がきかないことでも有名で、枝から取ったライチは1日で色が変わってしまうほど。

 

あの楊貴妃も好物だったそうで、華南から長安までの長い道のりを早馬で運ばせた話が有名だとか。

 

今度、ライチを食べるときは楊貴妃になったつもりで食べてみましょう!